金子文子と朴烈(パクヨル)

박열 歴史

金子文子と朴烈(パクヨル)の評価 3.0点

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管理人のちょっと一言

セブランス
セブランス

個人的に、日本人の役をカタコトの外国人俳優が演じるのは私は耐えられません。これはAmazonドラマの「高い城の男」などを見ていてもそう思います。ディテールに対するこだわりがその程度ならば、映画を隅々まで見るまでもないと思ってしまいます。これは日帝モノ(植民地モノ)の韓国映画などで、当時存在しない現代の日本語フォントなどが登場しても途端に萎えてしまいます。本物そのものじゃなくてもいいけど、本物に見えないと映画とは言えません。そういう意味ではちょっと私は本作は観るに耐えませんでした。「っぽい」だけで本物ではないと感じます。題材は面白いので残念です。映画人たるもの嘘の世界に存在するリアルというものに魂を売らなければいけません。

金子文子と朴烈(パクヨル)のあらすじ

1923年の関東大震災後、「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」とのデマが広まり6000人の罪のない朝鮮人が虐殺される。事件を隠蔽するため、関心をそらすための大きな話題を必要とした日本の内閣は、大逆事件の黒幕、「不逞社」を組織して抗日運動をしていた朝鮮人アナーキスト朴烈に着目する。日本側の策略に気づいた朴烈もこれに呼応し、朝鮮人最初の大逆罪人として死に英雄となることを望む。

金子文子と朴烈(パクヨル)のキャスト

イ・ジェフン:朴烈
チェ・ヒソ:金子文子
キム・インウ:水野錬太郎
キム・ジュンハン:立松懐清

金子文子と朴烈(パクヨル)のスタッフ

監督:イ・ジュンイク
脚本:ファン・ソング
製作:イ・ジョンセ、ショーン・キム
製作総指揮:キム・ジンソン
音楽:パン・ジュンソク
撮影:パク・ソンジュ

金子文子と朴烈(パクヨル)のデータ

公開:2017年6月28日
上映時間:128分

朴烈事件とは?

朴烈事件(ぼくれつじけん)は、1923年に逮捕された朝鮮人無政府主義者朴烈とその愛人(内縁の妻)である日本人の思想家の金子文子が皇室暗殺を計画したという大逆事件と、その予審中の風景(朴烈と文子が抱き合っている)を「怪写真」として世間に配布させて野党の立憲政友会が政府批判を展開したという付随する出来事である。朴烈・文子事件とも言う。

大逆事件とは?

大逆事件とは、1882年施行の旧刑法および大日本帝国憲法制定後の刑法が規定していた天皇、皇后、皇太子等を狙って危害を加えたり、加えようとする罪、いわゆる大逆罪が適用され、訴追された事件の総称。

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