韓国映画俳優ソン・ヒョンジュ出演映画まとめ

ソン・ヒョンジュは演劇俳優として実績を積んだ後、1990年に放映されたドラマ『ナツメ愛に包まれたよ』で俳優デビューを果たす。どんな役でもこなせる彼の演技力には定評があり、脇役から次第にドラマ主役級の出演を増やしていく。

映画デビューは、1996年『ピアノマン』。代表作には『あぶない奴ら～TWO GUYS～』『このまま死ねるか！』がある。悪役から刑事役までそつなくこなす、ソン・ヒョンジュの映画作品を紹介します。

１．ありふれた悪事（2017年）

毎日を平凡に生きてきた刑事に、突如、「捏造捜査」が命じられる。国家の闇に直面した刑事は、どのような行動を取るのか？モスクワ国際映画祭で、最優秀アジア映画賞、主演男優賞の二冠を受賞した傑作。

【あらすじ】軍事独裁時代末期の韓国が舞台。平凡な刑事カン・ソンジンは、正義感が強く家族思いなところが特徴だ。ある日、ソンジンは国家安全企画部の室長キュナムに呼ばれ、ある命令を受ける。逮捕された容疑者テソンは、連続殺人事件の容疑者であるという。命令に従い、捜査を進めていくソンジン。ところが、ソンジンはテソンが殺人事件の容疑者ではないことに気づいてしまう。

このままでは、自分が国家ぐるみの隠ぺい工作に加担することになってしまう。ソンジンの親友である記者ジェシンは、国家安全企画部の陰謀に気づく。手を切った方が良いとソンジンに進言するが、ソンジンは捜査を続けることになってしまう。

２．殺戮にいたる山岳（2016年）

山の中に見つかった金脈。それを山分けしようと目論むハンターと、そのハンターに狙われた少女を守ろうとする老年の男性が死闘を繰り広げる。両者の銃を手にした対決が圧巻！

【あらすじ】ムジンの人里離れた山は、15年前に死亡事故が起こり、誰も寄りつかない山となっていた。ムンは、この山でハンティングをする生活をしていた。ムンは、この事故で負傷を負った一人であった。

ある日、この山の持ち主である老婆は、巨大な金脈を発見する。通報を受けた刑事パクは、猟師と一緒に山に入る。パクは金塊を前にすると、猟師達と山分けしようと考えるようになる。段々と、パクにとって、老婆の存在が邪魔になっていく。ついには、老婆を崖の下に落として殺してしまう。そこには偶然山にいた老婆の孫であるヤンスンがいた。パクらは、ヤンスンを始末しようと追いかける。ムンはヤンスンを守るため、ハンターと対決をする。

３．リバイバル　妻は二度殺される（2015年）

妻が何者かに殺害されてから1年が経過。犯人の正体も分からないままだった。なぜか、死んだはずの妻から携帯が鳴るという信じがたい事が起こる。

【あらすじ】2014年5月16日、ドンホの妻ヨンスが何者かによって殺されてしまう。警察は犯人は不明、動機も不明と結論し、事件は迷宮入りとなってしまった。1年後の同じ日に、ドンホの携帯が鳴る。それは亡くなったはずの妻ヨンスからであった。「本当にヨンスなのか？」と信じられないドンホ。殺人鬼が来るので家から逃げるようにヨンスに言う。過去は変えられたのかと思ったら、妻ヨンスを殺した犯人がドンホとなっていた・・・。

４．悪のクロニクル（2015年）

一人の刑事が、誤って殺人を犯してしまう。事件を隠蔽するため、同僚でさえも欺いていく。ところが、自らを罠にはめるような事態が発生する。

【あらすじ】全てが順調で、昇進を目前にしていたチェ課長。祝宴の帰りにタクシーに乗ると、どこか怪しげな場所に連れていかれてしまう。運転手との乱闘の後、チェ課長は誤って運転手を殺してしまうのであった。慌ててその場を立ち去るチェ課長。

しかし翌日、運転手の死体が工事現場に吊されているのが発見される。自分が犯した事件を担当することになったチェ課長。チェ課長は事件を隠蔽するために動いていくが、不可思議な出来事が次々と起こっていく・・・。

５．かくれんぼ（2013年）

兄が住んでいたアパートのドアの脇に彫られた謎の暗号。この暗号が意味するものは何なのか？兄の失踪に隠された謎に迫るサスペンス。

【あらすじ】家族と幸せな生活を送っている事業家のソンス。ある日、ソンスの元に音信が途絶えていた兄から消息が届く。ソンスは、兄が住んでいた団地に向かう。その団地はどこか様子がおかしかった。各部屋のドアの脇には謎の暗号が彫られていた。そればかりか、誰も兄もことを話したがらない。自分の家に戻ると、なぜかドアの脇に兄のアパートで見た暗号があった・・・。

６．シークレット・ミッション（2013年）

ソウルの貧民街で潜伏生活することになった3人の北朝鮮スパイの運命に翻弄される様子を描く。人気俳優のキム・スヒョン、パク・ギウン、イ・ヒョヌが共演した話題作。

キム・スヒョンは、この作品で第50回大鐘賞：新人俳優賞、第50回百想芸術大賞：映画部門 男性新人演技賞を受賞。インターネットのウェブ漫画を原作とし、チャン・チョルス監督の長編デビュー作品となっている。観客動員数600万人超を記録したヒット作だ。

【あらすじ】北朝鮮の特殊工作部隊5446部隊のエリートスパイであるリュファン。ある日、リュファンに上層部から指令が下る。それは、韓国の貧民街に侵入して南の生活ぶりを探れというものであった。しかも、スパイと気づかれないように、リュファンはバカな振りをして生活をしなければならなかったのである。バカなフリのせいで、子供達からもからかわれてしまう。

その後、リュファンが生活する街にヘランとヘジンがやってくる。二人も北朝鮮のスパイで、ヘランはロックミュージシャン、ヘジンは平凡な高校生を演じていた。3人共、同じ街で生活することになり作戦実行の機会を伺っていた。だが、上層部がある指令を受けて3人の前に現れるのであった。

７．あぶない奴ら TWO GUYS（2004年）

詐欺師と債権回収屋の男たちを描いたアクションコメディ。チャ・テヒョン、パク・チュンフンが共演。パク・ホンス監督が詐欺師と取り立て屋のやり取りを巧妙に描く。

【あらすじ】ジュンテは、どんなやつでも取り立てる凶暴な借金取り立て屋。ある日、ジュンテはボスから高級クラブの代行運転手のフンの借金を取り立ててこいと言われる。言われた通り、フンを監視するジュンテ。だが、フンは借金を踏み倒すことを得意としている男であった。簡単に取り立てられると思ったジュンテであったが、フンに手を焼く。

８．ガン&トークス（2001年）

殺し屋4人組の青年が引き起こすコミカルな犯罪サスペンス。ウォンビン、シン・ハギュン、チョン・ジェヨンらが出演。チャン・ジン監督の代表作の一つとなった。

【あらすじ】サンヨン、ジョンウ、ジェヨン、ハヨンの4人は、どこにでもいるような青年のように見えるが、実はプロの殺し屋であった。狙ったターゲットは、確実に殺す腕前を持っているのだ。

ある日、オペラ劇場の上演中にある人物を殺害せよという依頼を受ける。いつものように暗殺の準備を進める4人。その頃、チョ検事が4人を追っていた。