韓国映画俳優シン・グ出演映画まとめ

シン・グは、芸能生活40年以上になるベテラン俳優の一人だ。お父さん役やお爺ちゃん役が多く、これまでに多くのドラマや映画作品に出演している。

スクリーンデビューは、1973年『帰郷』。代表作は『犯人は生首に訊け』『技術者たち』。80歳を超えた現在でも、ドラマや映画で活躍し続けるシン・グの映画出演作品を紹介します。

１．犯人は生首に訊け（2017年）

猟奇連続殺人事件に巻き込まれてしまった一人の医師。韓国では公開後、初登場第1位を獲得した。15年に渡る殺人事件の謎とは！？

【あらすじ】医師のスンフンは、妻と離婚し、京畿道の新都市に引越しをしていた。新たな病院での勤務にも慣れてきたところだ。だが、この街で未解決連続殺人事件が起きていたのである。
そんな中、スンフンはチョン老人の内視鏡検査をする。その検査中に、チョン老人は「体は橋から捨てれば見つからない。頭はまだ冷蔵庫の中。」と妙な事を言うのであった。チョン老人の一家は精肉食堂を営んでいた。チョン老人は認知症患者ではあるが、検査中の言葉が気になり出すスンフン。やがて、この街で再び殺人事件が起こる。この一家が殺人事件に関与しているとスンフンは考えていくが・・・。

２．パパとムスメの7日間（2017年）

舘ひろし・新垣結衣主演で日本でドラマ化された五十嵐貴久のヒット小説が、韓国で映画化された。父と娘の体が入れ替わってしまうドタバタストーリー。二人はこの難局をどう切り抜けるのか？

【あらすじ】化粧メーカーに勤める中間管理職の父・ウォン・サンテ（ユン・ジェムン）。「勉強しろ」とガミガミ言われる父にうんざりしている娘・ウォン・ドヨン（チョン・ソモン）。
サラリーマンのパパと女子高生の娘は、いつも言い争いが絶えない。

ある日、車の中で言い争っていると、交通事故に遭ってしまう。病院で目覚めると、二人の体が入れ替わるという信じられないような事が起きていた。父・サンテは自分の昇進がかかった大事なプレゼンが控えていた。一方、娘のドヨンは夢にまでみたデートが控えている。二人は体が入れ替わってしまったので、このまま生きていくしかない。そのまま二人は、それぞれの大事なプレゼン、デートに向かっていく。

３．特別捜査　ある死刑囚の慟哭（2015年）

キムミョンミンとキム・サンホ共演の話題作。無実を訴える犯人を救う為に、一人の法曹ブローカーが立ち上がる。韓国を取り巻くリアルな社会事情を背景にしている点にも注目したい。人として成長していく主人公に、思わず感情移入してしまう。

【あらすじ】模範警察官であったが、暴力事件で警察をクビになってしまったピルジェ。ピルジェは、法曹ブローカーとして成り上がっていた。ある日、ピルジェに仁川の財閥殺人事件の犯人スンテから無実を主張する手紙が届く。この事件を担当しているのはヤン刑事。ヤン刑事は、ピルジェをクビにした人物で、この事件の背後に何かあると睨むピルジェ。この事件の裏には、仁川を牛耳る黒幕が存在していた。特別捜査を始めるピルジェ、果たしてこの事件の裏にある巨大な陰謀が明らかにされるのだろうか？

４．愛の言葉（2014年）

アイドルグループ『超新星』のソンモ、ジヒョクの初主演映画作品。障害を抱える二人の儚いラブストーリー。

【あらすじ】春川（チュンチョン）の村に住んでいるテオ。テオは、脳腫瘍手術の後遺症で言語障害のため話せないがピアノ調教師の仕事をしている。

ある日テオは、イナと出会う。イナは視力を失い、人気歌手の座を捨てていた。自分の気持ちを伝えることができないテオであったが、イナに惹かれ始めていたのである。

５．技術者たち（2014年）

最強の犯罪プロ集団が繰り広げるアクションムービー。ミッションは、40分のうちに仁川税関に隠された1500億ウォンを盗むこと。史上最高の強奪計画の結末は？

【あらすじ】ジヒョクは金庫破りのプロであり、人を騙す詐欺師でもある。グイン、ジョンベと手を組み、宝石店を襲い泥棒として名を馳せていた。そんな彼らを、財界の大物チョ社長が目を付ける。チョ社長は、ジヒョクらに仁川税関に隠された1500億ウォンを制限時間40分以内に盗むことを依頼。仁川税関は、史上最高のセキュリティと言われている。ジヒョクたちは、無事に1500億ウォンを盗むことができるのだろうか。

６．正しく生きよう（2007年）

本木雅弘主演作『遊びの時間は終わらない』をリメイクした作品。銀行強盗犯になりきった巡査のドタバタを描くコメディ映画。人気劇作家チャン・ジンと演技派俳優チョン・ジェヨンがコンビを組む。

【あらすじ】サンポ市の警察署の新署長に就任したイ・スンウ。市で多発する銀行強盗に頭を悩ませていた。そこで、銀行強盗の予行演習をすることになる。犯人役をすることになったのは、交通課巡査のチョン・ドマン。ドマンの性格は超真面目で何事にも全力で取り組む。今回の演習でも、完璧な犯人を演じていく。ところが、この演技が災いし、特殊部隊が出動し、TV中継までされる事態になってしまったのであった。

７．拍手する時に去れ（2005年）

劇作家のチャン・ジンが放つクライムアクション映画。捜査過程を４８時間ノンストップでテレビ放送する結末は！？チャ・スンウォン, シン・ハギュン, シン・グ, チョン・ドンファン, キム・ジンテらが出演している。

【あらすじ】江南のホテルの一室で、美人コピーライターのチョン・ユジョンが殺害される事件が起きる。カリスマ検事チェ・ヨンギは、部屋に入り、捜査を進めていく。この捜査の模様を韓国中にテレビ生中継されることになった。捜査の模様が生中継されるのは、韓国で初めてのことである。監視カメラには、容疑者キム・ヨンフンが部屋に入る様子が映っていた。生中継は視聴者の反響を呼び、視聴率は50％を超える勢いになっていたのである。

８．大胆な家族（2005年）

統一を前提にした遺産相続を巡るドタバタコメディ。カム・ウソンが長男役で出演している。チョ・ミョンナム監督のデビュー作品。

【あらすじ】キム老人は、朝鮮戦争中に妻子を北朝鮮に残して、韓国に渡っていた。韓国で新しい家族と生活をしているが、いつも北朝鮮に残してきた家族のことを気にしている。ある日、キム老人は末期ガンで病院に入院する。二人の息子ミョンスクとミョンギュは、キム老人が余命数ヶ月で莫大な遺産を残していることを知る。しかも、キム老人は予め、遺言書を作っていた。その遺言書には、自分が死ぬ時に朝鮮半島が統一されていたら、遺産は全部家族に相続すると書いてあった。これを見た長男のミョンスクは、遺産相続を受けるため、統一したことをキム老人に見せようとする。

９．血も涙もなく（2001年）

ヒットメーカー、リュ・スンワン監督が手掛けたクライムアクション映画。チョン・ドヨン、チョン・ジェヨン、イ・ヘヨンらベテラン俳優が主演した。予想もつかないストーリー展開に注目したい。

【あらすじ】タクシー運転手をしているギョンイは、幼い娘のために借金を返しながら必死で生きていた。スジンは元ボクシングのラウンドガール、彼氏から暴力を受ける日々に耐えている。

ある日、2人は車を運転していた。そのまま猛スピードで激突してしまう。最悪な出会いをしたギョンイとスジン。このまま喧嘩別れをすると思われた二人であったが、ある騒動に巻き込まれてしまう。

１０．ロストメモリーズ（2001年）

チャン・ドンゴンと、仲村トオルが共演した話題作。韓国初の近未来を描いたＳＦ的な物語となっている。日韓の歴史が表れているドラマ映画。

【あらすじ】1909年、ハルビン駅での安重根による伊藤博文暗殺は失敗していた。その後、日本は韓国のみならず東アジアを領土としていた。2009年、ソウルでは日本から独立をする動きがあった。日本特殊捜査局所属の西郷と朝鮮系日本人の坂本は、テロリストの動きを掴んでいた。西郷と坂本は、それぞれ立場が違うため、次第に対立するようになっていく。

１１．反則王（1999年）

銀行員の男性が反則プロレスラーとして活躍する様子を描いたコメディ。主人公の銀行員役には、名俳優ソン・ガンホが抜擢された。公開1週目で観客動員数1位となったヒット映画。

【あらすじ】イム・デホは銀行員。満員の地下鉄に揺られて出社する平凡なサラリーマンだ。デホは遅刻常習犯で、会社で良い成績も出せない。その度に、上司の副支店長にヘッドロックをかけられている。何とかこのヘッドロックから逃れたいと思っているデホ。

ある日、デホはプロレス館に入門する。プロレス館でトレーニングを受けたデホは、上司のヘッドロックをかわせるまでに成長していた。その頃、館長はデホを反則レスラーとしてデビューさせようと模索していた。

１２．八月のクリスマス（1998年）

病に冒された青年と女性を巡るせつないラブストーリー。ハン・ソッキュ、シム・ウナ、シン・グ、イ・ハンウィらが出演。ホ・ジノ監督のデビュー作。

【あらすじ】ジョンウォンはソウルで、父が残した写真館を営んでいる。元気に振る舞うジョンウォンだが、重い難病を抱えていた。ジョンウォンに残されている日々は、そう多くなかった。

ある日、女性交通警官のタリムがジョンウォンの店にやってくる。それから、タリムは度々ジョンウォンの店に来るようになった。ジョンウォンは、タリムのことが気になり始めていたが・・・。