韓国映画俳優ソル・ギョング出演作品７選

俳優ソル・ギョングは、コミカルからシリアスな役までこなす韓国映画界になくてはならない存在だ。ヒット作『シルミド』『力道山』などの作品に出演したことで、日本でも認知度が広まった。『力道山』では、女優中谷美紀との共演を果たした。

映画賞の最優秀主演男優賞などの各賞を毎年多数受賞している彼。受賞数の多さから、アジアで注目される俳優の一人に成長した。演技力で高い評価を得ているソル・ギョングの映画出演作品の中から、7選を紹介します。

１．西部戦線1953（2016年）

間もなく朝鮮戦争が休戦になる1953年。韓国軍の兵士と北朝鮮の兵士が孤立無援の戦場で出会う。二人にはそれぞれ、成し遂げなければならない任務があった。

【あらすじ】1953年、朝鮮戦争が始まって3年が経過していた。韓国軍伝令隊のナムボクは、軍事機密文書を前線基地に届けるという命令を受ける。文書を届けている途中で、カバンを置き忘れてしまうナムボク。そのカバンを拾ったのは、北朝鮮軍の新人兵ヨングァンであった。カバンをヨングァンが持っているのを見かけたナムボクは、その後を追いかける。機密文書をなくしたということになれば、ナムボクは銃殺されてしまう。

一方、ヨングァンは戦車を引っ張って北に戻らなければ、銃殺されてしまうのであった。それぞれの任務を抱えた二人は、最後まで任務を遂行することができるのだろうか？

２．監視者たち（2013年）

チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ、ソル・ギョング 、ジュノ(2PM)らが出演したサスペンスアクション映画。警察内特殊組織監視班と姿なき完全犯罪組織の攻防を描く。完全犯罪を次々と成し遂げていく犯罪グループを阻止することができるのか？

【あらすじ】新人刑事のハ・ユンジュは鋭い洞察力を持っている刑事だ。そんな彼女は、韓国警察特殊犯罪課（ＳＣＵ）の“監視班”に配属される。監視班は、証拠も残さない武装犯罪グループのリーダー・ジェームスを追っていた。ジェームスはいとも簡単に、監視班の捜査網をくぐり抜けてしまう。そんな中、監視班のリーダーであるファン・サンジュンがジェームスの行方をとらえるが・・・。

３．ソウォン/願い（2013年）

2008年に韓国で発生した幼女暴行事件をモチーフにしている。暴行事件の被害者家族の慟哭を中心に描く。家族が絶望の淵から復活するまでの道のりが胸を打つ。

【あらすじ】雨が降る朝、８歳のソウォンは一人で学校に向かう。その途中で、酒に酔った男に連れられ性暴行を受けてしまうのであった。ソウォンは傷だらけの状態で発見され、病院へ運ばれる。病院に駆けつけた父親のドンフンと母親のミヒは、ソウォンの姿を見て、泣き崩れるしかなかった。事件のことを聞きつけたマスコミが病院へと集まり、ソウォンの証言を得ようとする。殺到したマスコミを見たドンフンとミヒは、ソウォンを守ろうとする。

その後、暴行をした男の裁判が行われた。男は「何も覚えていない」と主張するのであった。事件を立証するには、ソウォンの証言が必要になるのだが、ドンフンとミヒは事件を思い出せなくないと悩む。

４．ザ・タワー 超高層ビル大火災（2012年）

地上108メートルの高層ビルで火災が発生。取り残された5,700人に炎が迫る。この危険なビルに飛び込んでいった消防士の活躍を描く。

【あらすじ】ソウルの汝矣島にある地上１０８階の高層ビル「タワースカイ」。このビルの中にあるフードモールのマネージャーを務めるユニ。クリスマスイブということもあり、多くの客が詰めかけていた。「タワースカイ」の会長は、クリスマスイベントで客を喜ばせるため、ビルの上空で、ヘリコプターから雪を降らせる演出を行うよう指示していた。まさにヘリコプターがビルの上に差し掛かった時、バランスを崩し、激突する。「タワースカイ」は、大爆発を起こすのであった。

５．TSUNAMI -ツナミ-（2009年）

高さ100m、時速800kmのメガ津波が起こるパニック映画。韓国では2009年度No.１メガヒットを記録した作品。ハリウッドの一流スタッフが驚異のＣＧで津波を表現した。

【あらすじ】韓国のリゾート都市・ヘウンデ。元漁師のマンシクは、幼なじみのヨニと付き合っている。今日こそはプロポーズをしようと心に決めていた。その頃、地質学者のキム博士は地殻の異常を察知する。5年間前に起きたインドネシア津波と似ていると警告を発するが、国は警告を発しない。

その後、キム博士の予想通りメガ津波が発生し、街を襲う。時速８００ｋｍのメガ津波に助かる方法はあるのか？

６．力道山（2006年）

日本のプロレスの礎を作った力道山の生き様を描く。ソル・ギョングが30kg体重を増やし、見事に力道山役を演じきっている。中谷美紀、藤竜也や萩原聖人といった豪華俳優陣が出演した。

【あらすじ】1945年、力道山は自身の貧困生活から抜け出すため、祖国の韓国から日本へやって来る。相撲部屋に入門した力道山は、先輩力士からいじめを受ける。相撲界は、日本人でないと、横綱にはなれなかったのである。この事実を知った力道山は、酒を飲んだり自暴自爆になる。そんな中、力道山は国籍を問わないプロレスの世界があることを知り、プロレスラーになることを決意する。

７．シルミド（2003年）

日本のプロレスの礎を作った力道山の生き様を描く。ソル・ギョングが30kg体重を増やし、見事に力道山役を演じきっている。中谷美紀、藤竜也や萩原聖人といった豪華俳優陣が出演した。

【あらすじ】1945年、力道山は自身の貧困生活から抜け出すため、祖国の韓国から日本へやって来る。相撲部屋に入門した力道山は、先輩力士からいじめを受ける。厳しい稽古にも耐えていた力道山であったが、残酷な事実が彼を襲う。相撲界は、日本人でないと、横綱にはなれなかったのである。この事実を知った力道山は、酒を飲んだり自暴自爆になる。そんな中、力道山は国籍を問わないプロレスの世界があることを知り、プロレスラーになることを決意する。