イ・ジュンギは、2005年に公開された映画『王の男』で中性的な役が注目され韓国内で知られる俳優の一人となった。イ・ジュンギブームを起こし、熱烈なファンが現れた。日本でもファンミーティングを行っており、彼のファンが多い。下積み時代はバイトで苦労したことがあり、その時の経験が今生きているという。そんなイ・ジュンギが出演した映画作品を紹介します。
1.フライ・ダディ(2006年)
金城一紀の小説「フライ、ダディ、フライ」を韓国で映画化した作品。平凡な会社員の父親が愛娘のために戦う様子を描く。主演のイ・ムンシクは撮影前に鍛えて、筋肉をつけたという。
【あらすじ】平凡なサラリーマンガピルの娘が、高校生テウクに暴行されてしまう。それを知ったガピルは絶望する。テウクは謝罪をしたが、その様子は本気で心から詫びているように見えない。
何とか復讐したいと思うガピルであったが、何せ力がない。相手のテウクは高校のボクシングチャンピオンだ。
ある日、ガピルは腕っ節の強い高校生スンソクに弟子入りする。ガピルはスンソクから、娘の無念を晴らすため、猛特訓を受ける。
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2.光州5・18(2006年)
韓国最大のタブーと言われる光州事件の衝撃と悲劇を描く。観客動員740万人を超える大ヒット作。戒厳軍による無差別発砲の真実が明かされる。
【あらすじ】1980年、韓国・光州市。タクシー運転手をしているミヌは、両親が亡くなった後、高校生の弟ジヌを大学に合格させるため、面倒をみてきた。ある日、ミヌが思いを寄せている看護師のジネとジヌの3人で映画を鑑賞していた。その頃、映画館の外では学生の民主化デモ隊と戒厳軍の衝突が起きていた。映画が終り外に出ると、ジヌが撃たれてしまう・・・。
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3.王の男(2005年)
燕山君(ヨンサングン)を治世下の李氏朝鮮が舞台。旅芸人一座に所属する二人の芸人が、宮中に仕えることで狂っていく運命の様子を描く。67億ウォン(約6億7千万円)という低予算で作られた作品であるが、観客動員1,000万人を突破したヒット作となった。
イ・ジュニク監督が手掛けたストーリーの良さが、批評家たちから好評価を得た。この功績が認められ、大鐘賞最優秀作品賞を始め、その年の映画賞を複数受賞した。作品中で、女型芸人を演じたイ・ジュンギは、この作品が出世作となりスター俳優となった。
【あらすじ】16世紀初め、燕山君治世下の李氏朝鮮。チャンセンは仲間のコンギルと国一番の芸人になるために漢城にやってくる。二人はそこで、燕山君と愛妾チャン・ノクスを風刺する芸を披露して一躍有名人となる。だが、国王を風刺した咎で義禁府に捕らえられてしまう。死刑を言い渡されてしまったチャンセンとコンギル。何とかして「王を笑わせたら罪を許す」という約束をとりつけることに成功。チャンセンはあの手この手で芸をしていくが燕山君は全く笑わない。だが、コンギルが機転を利かせて芸をし、燕山君を笑わせる。
罪を許された二人は、宮中で仕えるようになる。宮中で芸を披露していくチャンセンとコンギル。これを良く思わない重臣たちがいた。彼らは二人を宮中から追い出す計画を立てる。
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