サニー 永遠の仲間たち

サニー 永遠の仲間たちの評価 4.0点

サニー 永遠の仲間たちのあらすじ

主婦のナミは、夫と高校生の娘と暮らしている。平凡だが、これと言って今の生活に不満はない。
ある日、ナミは母が入院している病院へ行く。その病院には、高校時代の友人チュナが入院していた。チュナは高校時代、ソウルの高校に転校してきたナミがいじめられそうになった時、助けてくれて仲間してくれたのだ。
そんなチュナは、余命2ヶ月の病気を抱えていた。チュナは、ナミに高校時代の7人グループ“サニー”のメンバーにもう一度会いたいと言う。ナミは、チュナのために、25年前のメンバーを捜し出す。

サニー 永遠の仲間たちのイントロダクション

女子高生時代の仲良しグループが25年振りに再会し、友情を取り戻す。カン・ヒョンチョル監督による感動的なヒューマンドラマに仕上がっている。ちょっと懐かしい涙と青春の物語だ。

サニー 永遠の仲間たちのキャスト

ナミ…ユ・ホジョン
高校生のナミ…シム・ウンギョン    
高校生のチュナ…カン・ソラ       
チャンミ…コ・スヒ 
高校生のチャンミ…キム・ミニョン   

サニー 永遠の仲間たちのスタッフ

監督…カン・ヒョンチョル 
脚本…カン・ヒョンチョル 
撮影…イ・ヒョンドク

サニー 永遠の仲間たちのデータ

公開日:2012年5月19日
上映時間:124分
配給:TCエンタテインメント

サニー 永遠の仲間たちの関連情報

「サニー」は2011年の韓国映画。監督、脚本はカン・ヒョンチョル。 韓国の40代女性の“今”を過去の輝き(青春の思い出)とともに切なく、リアルに、時に愉快に描いた韓国エンタメ映画の傑作のひとつ。

主人公女性の、今の生活に不満はないものの幸せとも言えなさそうな様子、そこから過去を懐古するあたりの描写は秀逸。今が輝いていないことによって過去シーンの輝きが増している。(あまり触れたくないがリメイクされた日本版のサニーではどう見ても幸せそうな篠原涼子や渡辺直美が役としてハマってない)

80年代の動乱の時代(光州事件、大韓航空機爆破事件なども80年代)を、当時のヒット曲とともに懐かしみながら観た韓国人も多そう。日本でいえば60−70年代をテーマに昭和歌謡とともに構成したような作品。

公開一ヶ月で300万人を動員。最終的には736万人を動員する大ヒット。映画のテーマ的には異例のヒットとなった。

日本版と違って無名の俳優が多く主演したのは本作の成功にとってよかったと考えられる。出演陣の総じて”そこまでイケてない感じ”が観客の感情移入を助けている。のちに一線級の女優となっていくシム・ウンギョンも本作で名演技を見せている。日本版主人公の広瀬すずはどんなにいじめられても映像的にも可愛すぎるため視聴者が作中人物にそこまで共感できないという問題点があったが、シム・ウンギョンには一気に引き込まれる。そういう顔をしている。

詳しくは書かないが終盤の評判は悪く筆者も多少シナリオに疑念は感じる。リアリティーと脚本家の都合の2要素があるとしたら、後者の要素が強すぎた。

結局またしても日本版に触れてしまうが、日本版の「コギャル」と「小室ソング」という設定は大きな誤り。この二つはどちらも90年代の日本の閉塞感が根底にあると思われる。前者は閉塞感に対する対応が「ウチら楽しんでっから」という半ばヤケクソ型の享楽主義として表出したもので、後者はそれが繊細さを持った楽曲として昇華したと考えられる。またコギャルは当時の若者の代表とは言えない。
こうした話と、88年のオリンピックに向かって登っていく国で、絶対どこかにいたであろう女の子とみんなが聴いたヒット曲が出てくる話とでは大きく違う。音楽映画だから「モテキ」の監督に撮らせればいいだろうという安直なプロデューサーの判断が目に浮かぶようだ。

筆者セブランスのちょっと一言

セブランス
セブランス
本作大好きです。最高です。不幸じゃないけど幸福でもない。でも贅沢言っちゃいけないよな?とでもいうように、「今」をそれでも日々生きていかないといけない。楽しい過去を振り返るということは「それでも生きていかないといけない」ということと対になっているわけですが、そこらへんも物語の構造的にハマっているな、という感じがします。役者もいいし、音楽もいいし。結構人にも勧めていますw

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