怪しい彼女の評価 4点
怪しい彼女のあらすじ
毒舌で凶暴な20歳の女性オ・ドゥリ。
彼女の正体は、74歳のおばあさんマルスンだった。
オ・ドゥリは、プロ並みの歌唱力と美貌を持つ女性。
アイドル歌手になったり恋までしてしまうなど、心はおばあさんのオ・ドゥリに誰もが振り回されていく。
怪しい彼女のイントロダクション
70歳のおばあさんが20歳の青春真っ盛りの娘に大変身!
娘に若返ったおばさんが巻き起こす珍騒動。
キュートな容姿からは想像できない、毒舌なヒロインにも注目。
怪しい彼女のキャスト
オ・マルスン…ナ・ムニ
オ・ドゥリ…シム・ウンギョン
パク・スヒョン…パク・イナン
パン・ヒョンチョル…ソン・ドンイル
エジャ…ファン・ジョンミン
怪しい彼女のスタッフ
監督…ファン・ドンヒョク
脚本…シン・ドンイク,ホン・ユンジョン,トン・ヒソン
撮影…キム・ジヨン
怪しい彼女のデータ
公開日:2014年7月11日
上映時間:124分
配給:CJエンターテイメント
怪しい彼女の関連情報
本作は「笑って泣ける」韓国コメディー映画の代表的作品のひとつ。映画的な価値は高くない(というかただのエンタメ作品だ)が、エンターテインメントとして見た時に本作は傑作と言える。観客動員数は約866万人。映画のテーマ、内容を考えれば驚異的な数字だろう。
シム・ウンギョンの演技力には特筆すべきものがある。もはや「そのようにしか見えない」という演技。演技というよりは、シム・ウンギョンがその人物の人生を生きそれをカメラで切り取っているのに近い。そしてそこに誇張やいわゆる演技演技した部分も含まれているのでエンタメとしてはより良いところに昇華している。ちなみにシム・ウンギョンは3作連続で700万人映画への出演をしており、本作のヒットで調子に乗ってしまうことになる(そこから歯車が狂っていったというインタビュー記事がある)。
シム・ウンギョンの歌唱力も本作の成功に寄与しているのは間違いない。なんとか映画にしたというレベルではなくかなり歌がうまい。また日本でいうところの昭和歌謡、韓国懐メロとの相性もいろんな意味で良さそうだった。懐メロを現代の楽曲水準にまで編曲でもってこれた音楽部門の製作陣も評価しなければいけない。
また本作、観客の評価は非常に高い。日本を含めた各国でリメイクされている。「サニー」含めリメイク版がいまいちブレイクしないという問題があるがこれはまた別のところで扱いたい。
最後にひとつ書いておきたいのは、本作のビジュアル? ポスターというのかDVDのジャケットというのか、これは日本においては非常に良くなかった。2000年ごろのラブコメ映画に見えてしまう。これでそれなりの視聴者、観客を取り逃していると思われる。