【泣ける】韓国のドラマ映画おすすめBEST40【感動】

韓国映画で思わず泣けてくる感動的なドラマ映画。感動すること間違いなしの必見の作品BEST40を紹介します。

※このランキングは、実際に映画を見た人の声などを参考にしています。

１．７番房の奇跡

無実の罪で刑務所に入れられてしまう父親。そこで出会った刑務所仲間が父親と娘を再会させるために、人肌脱ぐ。刑務所で思いがけない奇跡が起きる。

【あらすじ】知的障害がある父親ヨングは、6歳の娘イェスンと暮らしている。ある日、ヨングは幼児誘拐と強姦殺人罪で逮捕されてしまう。一審で死刑判決を受け、ソンナム刑務所7番房に収監される。7番房は、凶悪犯罪を犯した囚人たちが収監される刑務所であった。イェスンは、父親に会いたいと願っていた。ヨングも、娘に会いたいと途方に暮れる。

ある日、7番房の仲間たちがイェスンを刑務所に連れてくる潜入作戦を開始する。刑務官の目を盗み、イェスンを刑務所に連れてくることに成功する。だが、ヨングが刑に処せられる日が刻一刻と近づいていた・・・。

２．ヒマラヤ～地上8,000メートルの絆～

登山家オム・ホンギルの 伝説的な実話を映画化した。キャストもヒマラヤ、モンブランでの危険なロケーション撮影を行うなど、この作品への意気込みが伺える。臨場感溢れるリアルな映像に仕上がっている。

【あらすじ】世界最高峰の山ヒマラヤ。海抜は8,750メートル、登山者たちにはデスゾーンと呼ばれている領域だ。登山家オム・ホンギルはヒマラヤ8,000メートル級高峰14座の登頂に成功した後、現役を引退し、山に登ることはなくなっていた。

そんな中、ホンギルの後輩であるムテクがエベレスト登山に挑戦し、雪崩に遭い、遭難してしまう。ムテクの家族は、遺体のない悲しい葬儀をあげるしかなかったのである。ホンギルは、後輩の遺体を見つけ、家族の元に帰すべく、「ヒューマン遠征隊」を結成し、エベレストに登ることを決意する。

３．最後の贈り物

シン・ヒョンジュンが主人公役を演じたヒューマンドラマ。キム・ヨンジュン監督の代表作。ハ・ジウォンが特別出演した作品。

【あらすじ】シングルファーザーの刑事ヨンウには娘のセヒがいる。セヒは肝臓に重い障害を抱えており、移植をする必要があると言われてしまう。ヨンウはセヒの臓器に適合する人を探すと、合致したのは殺人をして刑務所に服役しているテジュであった。

ヨンウとテジュは旧友であったため、彼に移植を頼む。移植を引き受けたテジュは、その期間刑務所を出ることになる。だが、出所すると、テジュはなかなか移植を行わなかった。

４．ノート眠った願いごと

1995年に韓国で実際に起きたデパートの崩壊事故をモチーフにした作品。最愛の女性が残したノートを受け取った男性の心の旅を描く。主人公役のユ・ジテの熱演が光る。

【あらすじ】ヒョヌとミンジュは、結婚式をまもなく迎えようとしていた。ショッピングの約束をしていた2人。ヒョヌの仕事場にミンジュが迎えにやって来る。まだ仕事が終わらないヒョヌは、先にミンジュをデパートへ行かせる。仕事が終わり、ヒョヌがデパート前に着く。

その瞬間、デパートが崩れ落ちていくのであった。ミンジュを失ったヒョヌは、絶望の日々を送るようになる。

５．私たちの幸せな時間

韓国の人気作家のベストセラー小説を映画化した。自殺未遂を繰り返す元歌手と死刑囚の出会いを描く。カン・ドンウォン、イ・ナヨンが共演したラブストーリー。
https://youtu.be/CWaxo19o6gQ
【あらすじ】元歌手のユジョンは、人生に失望して3回も自殺を試みていた。シスターの伯母が、彼女の世話をしている。精神病院での治療の代わりとして、ユジョンは死刑囚の面会に連れてこられる。ユジョンが面会したのは、3人を殺害して死刑囚となったユンスだ。お互いに心に傷を持った二人は、最初は言い争うが、次第に心を開いていく。

６．オーバー・ザ・レインボー

アン・ジヌ監督のデビュー作品となる映画。記憶を失った男が、なくした記憶を探す物語。イ・ジョンジェ、チャン・ジニョンらが出演。
https://youtu.be/LsEqAr2cdXQ
【あらすじ】雨が降る夜、天気キャスターイ・ジンスは交通事故に見舞われる。
ジンスは、事故後、部分記憶喪失症と診断されてしまう。
職場復帰できたものの、ジンスは数年前の記憶の一部が分からなくなったりと病気の影響が出ていた。
ある日、ジンスは大学時代の同級生ヨニと出会う。
ジンスは次第にヨニに惹かれていく。
無理に過去の記憶を思い出すことをあきらめ、ジンスはヨニとの新しい生活を希望するようになる。

７．世界で一番いとしい君へ

17才を前にして、先天性早老症になってしまった息子。時間の経過と共に、息子の体は老いていく。若くして親になったデスとミラは、アルムを支えるのであった。

【あらすじ】デスとミラは17歳で子供ができ、名前をアルムとした。アルムと三人で幸せな日々を送るようになる。だが、アルムが17歳を前にして、先天性早老症と診断されてしまう。

17歳にもかかわらず、身体年齢が80歳という難病だ。デスはアルムの治療費のために、懸命に仕事をしていく・・・。

８．嘆きのピエタ

天涯孤独に生きてきた借金取りの男のストーリー。彼の前に、突然母親と名乗る女性がやってくる。生まれて初めて母の愛を知るが・・・。

【あらすじ】ガンドは極悪非道の借金取り立て屋として生きてきた。その取り立て方法は手段を選ばず、誰からも恐れられている。孤児として生きてきたガンドにとっては、そうやって生きていくしかなかったのだ。

ある日、ガンドの前にミソンが現れる。ミソンは、ガンドに「私はあなたの母親だ」と言うのであった。現れた女の言葉に、困惑するガンド。どうしてもミソンが母親だと信じることができない。ガンドはミソンと一緒に生活を始めるが、突然ガンドの前から姿を消してしまう。

９．マラソン

自閉症を抱えた青年がフルマラソンに挑戦する姿を描いたヒューマンドラマ。俳優チョ・スンウがこの難役をこなしている。チョン・ユンチョル監督のデビュー作。

【あらすじ】２０歳のチョウォンは、自閉症を抱えている青年。チョウォンは、２０歳の青年になっているが、知能は5歳児のままだった。仕草は完全に子供で、シマウマとチョコパイが好きなのであった。そんなチョウォンは、子供の頃から駆け足が速かった。母親のキョンスクは、チョウォンの特技に目を付ける。

ある日、キョンスクは元マラソンランナーのチョンウクにチョウォンの走りを見てくれるよう依頼する。ついにチョウォンは、フルマラソンに挑戦することになる。

１０．マイウェイ 12,000キロの真実

オダギリジョーとチャン・ドンゴンが共演した戦争大作。オリンピックを目指していた２人のマラソンランナーが戦争の数奇な運命に巻き込まれる。ノルマンディ上陸作戦を再現した場面は息を飲むスケール感。

【あらすじ】舞台は日本統治時代の朝鮮の京城（現ソウル）。長谷川辰雄とキム・ジュンシクは、オリンピックで走るという同じ夢を持っていた。1年後、2人は日本軍として出征し、ノモンハン事件でソ連の捕虜となる。

ノルマンディーで再会した２人は、ドイツ軍として連合軍と戦うことになった。その後、第二次世界大戦下のユーラシア大陸を西へ流されていく。

１１．友へ　チング

１９７０代の釜山に住む4人の若者の生き方を描いたストーリー。クァク・キョンテク監督が4人の壮絶な人生を表現している。韓国で大ヒットを記録した作品。

【あらすじ】ジュンソク、ドンス、サンテク、ジュンホの4人は幼い頃からいつもつるんでいる。同じ高校に通うことになった4人は、相変わらず行動を共にしている。

ある日、ジョンソクとドンスは教師に反抗し、教室を出て行く。そのまま映画館で会った不良たちと大喧嘩をする。高校卒業後、ジョンソクとドンスは対立する暴力団組織の一員となっていた。２つの組織は、それぞれ勢力を拡大し、ジョンソクとドンスが違う立場で相まみえる

１２．あの日、兄貴が灯した光

D.O.(EXO)主演最新映画!視力を失ってオリンピック出場の夢が絶たれてしまった弟。最低の兄と再会した弟は衝突を繰り返していたが・・・。

【あらすじ】韓国の柔道代表であったコ・ドゥヨンは、競技中の事故でオリンピックに出場することが出来なくなってしまう。兄のコ・ドゥシクは、詐欺前科10犯で刑務所にいた。このニュースを知った兄のコ・ドゥシクは、いわば泣き落としで刑務所から出所する。

その後、コ・ドゥヨンと兄のコ・ドゥシクは15年振りに再会する。だが、兄と弟はギクシャクした関係が続く。それもそのはず、兄のコ・ドゥシクは15年間連絡がなかったのだ。コ・ドゥヨンは、ついに、兄に非常な言葉をぶつけてしまう。最低な兄貴と衝突しまくる、コ・ドゥヨン。このまま、この兄弟は和解することはないのだろうか。

１３．母なる証明

殺人事件の容疑者にされた息子の無実を証明するために奔走する母親を描く。監督は多くのヒット作品を生み出しているホン・ジュノ。兵役後の復帰第1作となるウォンビンが息子役で出演している。

【あらすじ】ヘジャは薬店で働いている。一人息子のトジュンを育て、貧しいながらも一生懸命生きている。トジュンは２９歳になる立派な青年だが、未だに母親の手がかかる息子だ。

ある日、ヘジャとトジュンが住む街で、少女が殺される事件が起きる。その犯人がトジュンとされ、警察に逮捕されてしまう。弁護人に相談するが、トジュンを守る気がないように見える。このままではトジュンに有罪判決が下されるのは目に見えていた。ヘジャは、トジュンの無実を証明するために動き出す。

１４．ホームランが聞こえた夏

聴覚を失った少年とスター投手が奇跡を起こすストーリー。ある野球部で起きた実話をベースに作られた作品。目標である、全国大会で悲願の1勝を成し遂げることができるのか？

【あらすじ】ミョンジェは野球の試合中に、突発性難聴を起こし、耳が聴こえなくなってしまう。聴覚を失ったミョンジェは、聴覚障害者学校へ転校する。心を閉ざし、もう野球はしないと心に決めていた。

ある日、その学校へかつて元スター野球投手であったキム・サンナムが野球部のコーチで赴任してくる。サンナムは暴行事件を起こしたため、表舞台からは消えていた。ミョンジェが一人でボールを投げている姿を見たサンナムは、筆談で「野球をやろう」と示す。それを見たミョンジェは野球部に入部する。野球部に厳しい練習を課すサンナム。だが、学校側から障害者に野球をやらせるのは止めようという意見が上がる。

１５．マイ・リトル・ヒーロー

韓流スターキム・レウォンの映画復帰作。三流音楽監督と天才少年が出会い、ミュージカルでの成功を夢見る。奇跡の感動ストーリー。

【あらすじ】三流音楽監督のユ・イルハンは、最近の仕事ではパッとしない。一発逆転を狙って、国家的事業であるミュージカル「朝鮮の王」の音楽監督のオーディションに参加することにした。
イルハンはペアを組む子役に、ヨングァンを選ぶ。ヨングァンは魅力的な歌声こそ持っていたが、ダンスなどは全くダメ。いいとことが全くなかったが、イルハンはヨングァンにトレーニングを与え、徹底的に鍛えていく。

ヨングァンは、トレーニングの成果もあり、オーディションを勝ち進んでいく。だが、決勝を前にして、ヨングァンはハーフであるため、ルックスが王役にふさわしくないと、制作サイドから「決勝を辞退しろ」と言われてしまう。

１６．優しい嘘

１４歳の末っ子の妹が自殺をする。残された家族は、母親と姉のみ。自殺した理由を探っていくと・・・。

【あらすじ】ヒョンスクは一人で二人の娘を育ててきた。愛想のない長女マンジと明るく気立てのいい末っ子のチョンジだ。

ある日、チョンジが突然自殺してしまう。姉のマンジは、チョンジの自殺した理由を探っていく。すると、チョンジがいじめを受けていたことなどが分かる。妹は、家族に心配をかけまいと、嘘をついていたのだった。

１７．私のちいさなピアニスト

孤独な天才少年とピアノ教師の成長を描いた感動のヒューマンドラマ。オム・ジョンファが女教師役で今までと違った一面を見せている。少年役は新人のシン・ウィジェが演じる。

【あらすじ】キム・ジスはピアニストの夢を断念し、ソウル郊外で小さなピアノ教室を始めることにした。その教室に、7歳のキョンミンが通ってくる。キョンミンのレッスンを始めると、彼が絶対音感を持っていることにジスは気づく。

ジスの才能を活かして、キョンミンはピアノコンクールで優勝させたいと考えるようになる。こうして、ジスとキョンミンの二人三脚の猛特訓が続いていく。

１８．ハーモニー 心をつなぐ歌

女子刑務所を舞台に、受刑者が合唱団を結成する感動ドラマ。韓国で300万人が号泣した、実話から生まれたストーリー。主人公を映画『シュリ』に出演したキム・ユンジンが演じる。

【あらすじ】チョンジュ女子刑務所には、DVや裏切りなどで心を閉ざした者、罪の意識から生きる力を失った者など、様々な境遇の受刑者がいる。そんな中、女子受刑者ジョンヘが刑務所内で出産する。生まれた子供に、ミヌと名付けるジョンヘ。刑務所内で子供を出産すると、生後1－8ヶ月までに養子に出さなくてはならない。

そんな中、ジョンヘは合唱団を結成しようと思いつく。所長からは半年間で合唱団の成果を出すように言われるジョンヘ。ジェンヘは合唱団のメンバー集めに奔走する。

１９．戦場のメロディ

朝鮮戦争時に実在した児童合唱団をモチーフにした作品。合唱団の子役は、4か月の特訓を経て美しいハーモニーを奏でるという力の入れようだ。子供たちの澄んだ歌声が心を打つ。

【あらすじ】朝鮮戦争が激しさを増していた1952年。サンヨルは、転属された部隊で孤児院の管理を言い渡される。その孤児院で生活をしている戦争孤児は、幼いながらも孤独感と闘っていた。そこでサンヨルは「児童合唱団」を作ることを決意する。孤児たちの歌声は、当初はぎこちなかったが、次第にハーモニーを奏でていく。子供たちの歌声は評判を呼び、戦闘地域での慰安訪問が行われることになった。

しかし、戦闘地域へ子供たちを連れていくことには危険が生じる。サンヨルは合唱団の解散を発表するが・・・。

２０．シュリ

韓国の情報機関員と、北朝鮮のスナイパーとの悲しい恋を描く。ハン・ソッキュ、チェ・ミンシク、ソン・ガンホらが出演している。韓流映画ブームの火付け役となった作品。

【あらすじ】ユ・ジュンウォンは、婚約者のイ・ミョンヒョンとまもなく結婚をする予定だ。情報機関では、北朝鮮工作員のテロ活動を追っていた。

そんな中、武器密売商のボスであるイム・ボンジュがスナイパーによって狙撃される。ジュンウォンは、この仕業は北朝鮮工作員イ・バンヒによるものと睨む。バンヒが時限爆弾ctxを盗む計画をしていることが分かる。

２１．私の愛、私のそばに

ハ・ジウォン・キム・ミョンミン主演のラブ・ストーリー。韓国で年間1位の動員数を記録した人気作品。キム・ミョンミンは、難病の青年を演じるため、20キロ以上の減量を行った。

【あらすじ】ジスは実家の葬儀社で働いている。母親が亡くなり葬儀の日に、ジスは幼なじみのジョンウと再会する。ジスと再会したジョンウは打ち解け合い、結婚する。幸せな日々を送っていた2人であったが、ジョンウは難病・筋萎縮性側策硬化症を患っていた。症状は悪くなっていき、言語障害が出始める。ジスはジョンウのために、懸命に看病をしていくが・・・。

２２．約束

チョ・イジンとチャ・スンウォンが北朝鮮のすれ違う恋人役で共演する。南北の国境に引き裂かれた悲しい物語。アン・バンソク監督の第1作品となる。

【あらすじ】北朝鮮の青年ソノとヨナは恋人関係にあった。ある日、ソノはヨナを残して韓国に亡命する。ソノは、ヨナの脱北資金を稼ぐため、韓国で必死に働いていた。一方ヨナは、突然ソノがいなくなってしまったことに絶望の日々を送る。ヨナは、ソノの帰りを待つことに疲れ果て、別の男性と結婚する。ソノも新しい家族と、食堂を経営するようになった。それから数年が経過すると、ソノにヨナが韓国にいるという知らせが届く。

２３．まぶしい日に

チンピラと自分の前に現れた娘との交流を描く。パク・シニャンとソ・シネ のヒューマンドラマが胸を打つ。パク・クァンス監督の第７作。

【あらすじ】チンピラのジョンテは、賭博の最中に相手と喧嘩して、刑務所に入ることになってしまう。そんな生活を繰り返していたジョンテであったが、彼の前にソニョンという名の女性がやってくる。ソニョンは、ジョンテに7歳の娘がいるという、ジョンテはソニョンの言う事を信じなかったが、娘ジュンと暮らすことにする。「パパ」というジュンに、最初は何の感情もなかったジョンテ。ジュンの純粋な姿を見ると、ジョンテの心が動かされていく。

２４．春が来れば

トランペット奏者になれなかった男のストーリー。チェ・ミンシクがイケてない中年男性役をリアルに熱演。リュ・ジャンハ監督が手掛けた。

【あらすじ】ヒョヌはトランペッターになる夢が叶わず、今は主婦を対象にクラシック音楽を教えている。夢を捨てきれず、酒を飲めば酔いつぶれてばかりの毎日を送っていた。そんな中、元彼女のヨニが他の男と結婚するということを耳にする。ヒョヌは未だに、彼女のことを思っていたのだ。この町を出たいと思うようになったヒョヌは、江原道（カンウォンド）の中学校の音楽教師をやることになる。

２５．僕が9歳だったころ

韓国で大ヒットしたベストセラー小説を映画化した。田舎町の小学校で、少年と少女の出会いを描く。誰もが経験した思春期特有の悩みをリアルに表現している。

【あらすじ】1970年代。9歳のヨミンは小学校でガキ大将であった。仲間はギジョン、ヨミン、クムボクだ。ヨミンはいつも仲間たちのことを守っていた。ある日、ソウルから転校生の女子ウリムがやってくる。
ウリムはアメリカ育ちということもあり、とても洗練された女の子であった。ヨミンは、ウリムのことが好きになっていく。初めて感じる胸のときめきを、少年ヨミンはまだ理解できていなかったのである。

２６．ひまわり

韓流スターキム・レウォンの主演作。狂犬と恐れられていた男と食堂の家族との絆を描く。カン・ソッポム監督の作品。

【あらすじ】オ・テシクはどんなチンピラでもやっつけてしまうことから“狂犬”と言われている。酒を飲めば、更に凶暴になるので手がつけられない。そのテシクが10年の刑務所暮らしを終えて、仮出所される日がやってきた。街に出てきたテシクは、一冊の手帳を握りしめていた。手帳には、これから守る約束を書いていた。テシクは刑期中に知り合った「ひまわり食堂」の女主人ドクジャの所に行く。女主人には娘のヒジュがいた。この女主人たちとテシクは、新しい人生を始めようとしていた。

２７．裸足のギボン

重度の知的障害者である実在の人物をモデルにして作成されたドキュメンタリー映画。息子と母の絆を感動的に描く。シン・ヒョンジュンが難しい主人公役に挑戦した。

【あらすじ】ギボンは幼い頃に患った高熱病が原因で、40歳だが、知能は8歳の少年のままだった。心が少年のままのギボンは、タンレイ村で高齢の母と貧しいながらも幸せに暮らしている。村の人は、ギボンのことを“裸足のギボン”と呼んでいた。その理由は、ギボンは村の人から食べ物を貰うと、裸足で一目散に家まで帰っていくからである。ある日、その足の速さを買われて、村のマラソン大会に参加することになったギボン。ギボンは足の速さを見せつけ、入賞するのであった。

２８．拝啓、愛しています

チュ・チャンミン監督が韓国の人気コミックを映画化したヒューマンドラマ。ソウルの住宅地で偶然出会った４人の年配の男女が懸命に生きていく。イ・スンジェ、ユン・ソジョンらのベテラン俳優の演技が心を打つ。

【あらすじ】マンソクは定年後、牛乳配達をしながら生活費を稼いでいた。妻を病気で亡くしてから、マンソクは一人で暮らしている。ある寒い日の朝、マンソクは配達の途中の坂道で、リアカーで古紙回収をしている女性イップンと出会う。マンソクは、毎朝この坂道でイップンと会うことが楽しみになっていく。認知症の妻を介護しているグンボンは、そんな二人を優しく見守っていく。偶然出会った４人は、人生の残りの時間を楽しむかのように交流を深めていく。

２９．パパロッティ

イ・ジェフン、ハン・ソッキュの共演による感動の実話を基にしたストーリー。ヤクザの世界で生き、オペラ歌手をめざす高校生と音楽教師の交流を描く。天性の歌声を持つ高校生がコンクール出場に挑む。

【あらすじ】片田舎の高校で、音楽教師をしているサンジン。そこに不良高校生ジャンホが転校してくる。ジャンホは高校生でありながら、ヤクザの組員の一人であった。オペラ歌手になるという夢を持っているジャンホだが、サンホンはオペラを全く教えようとしない。ジャンホはしつこく、サンジンに指導をしてくれるようせがむ。ある日、サンジンはジャンホの歌を仕方なく聴くと、彼には才能があることを確信する。オペラ歌手になるには、ヤクザの世界から足を洗わなければならないジャンホ。だが、ヤクザをやめる事はオペラ歌手になる以上に、簡単なことではなかった。

３０．マルティニークからの祈り

平凡な主婦が突如、麻薬密輸容疑で逮捕されてしまう。約2年間にも及ぶ絶望と闘いの日々を映画化した作品。悪夢のような765日間の記録。

【あらすじ】韓国人主婦ジョンヨンは、ある家族のために荷物を運ぼうとしていた。だが、フランスのオルリー国際空港で逮捕されてしまう。金の原石だと思っていた荷物は麻薬（コカイン）だった。ジョンヨンはその後、韓国から12,400kmも離れたカリブ海に浮かぶ島、マルティニークの刑務所に送られる。その刑務所では韓国人はただ一人、通訳もつけられないという劣悪な環境下であった。韓国に残された夫と娘。妻を取り戻すため、夫は奮闘する。一方、ジョンヨンの地獄のような日々は続く・・・。

３１．弁護人

俳優ソン・ガンホが盧 武鉉（ノ・ムヒョン）の元大統領の弁護士時代の役を演じている。民主化勢力を弾圧しようとした捏造事件の弁護人を引き受ける。実際の冤罪（えんざい）事件をモチーフにしたヒューマンストーリー。

【あらすじ】盧武鉉（ノ・ムヒョン）は、韓国の第16代韓国大統領（2003年2月25日-2008年2月24日）。大統領になる前は、弁護士として活動していた。民主化運動で監禁され自白を強要された学生たちの無料弁護を引き受けるなど、人権派弁護士として名を馳せる。

３２．最後の贈り物

シン・ヒョンジュンが主人公役を演じたヒューマンドラマ。キム・ヨンジュン監督の代表作。ハ・ジウォンが特別出演した作品。

【あらすじ】シングルファーザーの刑事ヨンウには娘のセヒがいる。セヒは肝臓に重い障害を抱えており、移植をする必要があると言われてしまう。ヨンウはセヒの臓器に適合する人を探すと、合致したのは殺人をして刑務所に服役しているテジュであった。ヨンウとテジュは旧友であったため、彼に移植を頼む。移植を引き受けたテジュは、その期間刑務所を出ることになる。だが、出所すると、テジュはなかなか移植を行わなかった。

３３．空を歩く少年

バイクライダーの娘と少年の出会いから交流までを描く。ノ・ジンス監督の初作品となるドラマ映画。ホ・イジェ、カン・サンがそれぞれ、娘、少年役を熱演している。

【あらすじ】バイクで配達のアルバイトをしている20歳の娘。ある日、1人の女性からある配達を頼まれる。その女性の依頼は、8歳の少年イエスを結婚式場にいる新郎に届けてほしいというものだった。依頼通りに少年をバイクに乗せ、結婚式場に行くと、新郎は少年の受け取りを拒否するのであった。仕方がないので、依頼主の女性の所に少年を連れて戻ると、その女性が自殺していた。あっという間に孤児になってしまった少年。少年は娘に、ある所に配達して欲しいと頼むのであった。

３４．ソウォン/願い

2008年に韓国で発生した幼女暴行事件をモチーフにしている。暴行事件の被害者家族の慟哭を中心に描く。家族が絶望の淵から復活するまでの道のりが胸を打つ。

【あらすじ】雨が降る朝、８歳のソウォンは一人で学校に向かう。その途中で、酒に酔った男に連れられ性暴行を受けてしまうのであった。ソウォンは傷だらけの状態で発見され、病院へ運ばれる。病院に駆けつけた父親のドンフンと母親のミヒは、ソウォンの姿を見て、泣き崩れるしかなかった。事件のことを聞きつけたマスコミが病院へと集まり、ソウォンの証言を得ようとする。殺到したマスコミを見たドンフンとミヒは、ソウォンを守ろうとする。その後、暴行をした男の裁判が行われた。男は「何も覚えていない」と主張するのであった。事件を立証するには、ソウォンの証言が必要になるのだが、ドンフンとミヒは事件を思い出せなくないと悩む。

３５．世界で一番いとしい君へ

17歳を前にして、先天性早老症になってしまった息子。時間の経過と共に、息子の体は老いていく。若くして親になったデスとミラは、アルムを支えるのであった。

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【あらすじ】デスとミラは17歳で子供ができ、名前をアルムとした。アルムと三人で幸せな日々を送るようになる。だが、アルムが17歳を前にして、先天性早老症と診断されてしまう。17歳にもかかわらず、身体年齢が80歳という難病だ。デスはアルムの治療費のために、懸命に仕事をしていく・・・。

３６．下流人生 ～愛こそすべて～

70年代初めの軍事政権時代。激動の時代の波に翻弄される男の生き様を追う。チョ・スンウ、キム・ミンソンらが主演。巨匠イム・グォンテク監督の作品。

【あらすじ】李承晩（イ・スンマン）大統領下の軍事政権時代。街は学生の反政府デモが度々行われていた。テウンはデモには全く興味を示さない。興味を示すのはケンカのみであった。この日も、テウンは親友がやられた仕返しをするため、隣の高校に乗り込んでいく。乗り込んだまではよかったが、その高校の生徒に刺され負傷してしまう。テウンを刺したスンムンは、政治家の息子であった。やがて、テウンはヤクザの世界で生きていくことになる。

３７．奇跡の夏

脳腫瘍の子供を抱えた母親の手記「悲しみから希望へ」をモチーフにした映画。主人公ハニ役のパク・チビンは、ニュー・モントリオール国際映画祭主演男優賞を受賞した。韓国で大ヒットしたヒューマンドラマである。

【あらすじ】9歳の弟ハニと12歳の兄ハンビョルはいつも仲良しの兄弟。ある日、ハニとハンビョルは家でゲームをしていた。ハンビョルはこの日、学校を早退し、弟も早く帰ってきていたのである。母親が帰ってくると、急にハンビョルの体調が悪くなり、病院へ運ばれる。病院で、ハンビョルの容体は脳腫瘍で、そのまま入院となる。家族は、思わぬハンビョルの大病に絶望する。弟ハニは、兄のために元気づけようと行動し始める。

３８．クロッシング

北朝鮮から中国へ渡った父子の悲劇を描く。キム・テギュン監督のヒューマンドラマ。脱北者を巡る想像を絶する現実がある。

【あらすじ】ヨンスは、妻と11歳の息子ジュニと中国の国境に近い北朝鮮の村で静かに暮らしている。ある日、妻が肺結核で倒れてしまった、北朝鮮には薬がない。ヨンスは妻のため、中国へ出稼ぎへ行き、薬を手に入れようとする。だが、ヨンスは中国警察に追われ、北朝鮮へ戻ることが出来なくなってしまう。その頃、妻の症状は悪化し死んでしまう。息子ジュニは、父の帰りを待ちきれず、父親探しに一人で出かける。

３９．奇跡のジョッキー

チャ・テヒョンが逆境を乗り越える騎手を演じている。乗馬シーンも、見事にこなしている。走れなくなっていた馬と一緒にレースで優勝を目指す。

【あらすじ】スンホは将来が期待されるスター騎手であった。ある日、スンホは車を運転していて事故を起こしてしまう。この事故でスンホは妻を亡くし、目を負傷したため引退となる。スンホは一人娘イェスンと済州島へ引越す。そこの警察騎馬隊の牧場で働き始めるスンホ。牧場にはスンホと同じように、レースで怪我を負い走れなくなってしまった馬ウバキがいた。人を乗せようとしないウバキであったが、スンホだけには心を開いているように見えた。

４０．明日へ

2007年にスーパーの従業員たちに起きた実話をモチーフにした作品。不当に解雇された従業員たちが復職を求めて闘う。労働者たちは強大な労働権力に勝てるのか？

【あらすじ】大手スーパー「ザ・マート」で働いているレジ係のソニ。ソニは、正社員への昇格が決まっていた。ある日、ソニは会社から「解雇通知」を受ける。途方に暮れるソニであったが、同僚たちと解雇撤回を求めて立ち上がる。