チョン・ジュノは、アルバイト中にスカウトされるというちょっと変わった経歴を持っている。1995年のテレビドラマ『同期間』でデビューを果たす。その後はドラマや映画のオファーが殺到し、シリアスからコミカルな役まで何でもこなす役者の一人となった。その演技力が認められ、韓国映画界で権威のある青龍映画賞人気スター賞や黄金撮影賞演技対象を受賞している。司会の上手さにも定評があり、様々な場でMCを行っている。そんなマルチな才能を発揮しているチョン・ジュノのこれまでの映画出演作品を紹介します。
1.オペレーション・クロマイト(2016年)
朝鮮戦争の戦局を一変させた「クロマイト作戦(仁川上陸作戦)」。不可能と言われた実話の作戦をベースに作られた作品。連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーと、命懸けの潜入作戦を決行した兵士たちの行動が観る者の心を揺さぶる。
【あらすじ】1950年、朝鮮戦争が行われている。北朝鮮は南へと侵攻し、勢いを増していた。ソウルを奪い、南進を続け、朝鮮半島の大部分を支配するようになっていた。絶対絶命のピンチとなっていた韓国。連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは仁川上陸作戦を計画。成功確率は5000:1。周囲から反対される中、マッカーサーはこの作戦を決行。指令を受けた諜報部隊のチャン・ハスク大尉は北朝鮮軍に偽装侵入する。ハスク大尉は情報収集活動を続けるが、危うく正体がバレそうになる。マッカーサー率いる連合艦隊は、歴史を変えたこの作戦を無事に成功させることができるのか?
2.俺も行く(2004年)
売れない作家とヤクザのボスの友情ストーリー。チョン・ジュノとソン・チャンミンが共演している作品。韓国らしいタッチの笑いの要素も含まれている
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【あらすじ】ドンファは、全く売れない作家。金もないので、原稿用紙を買うのもままならない。稼がない夫に、妻の機嫌はどんどん悪くなる一方。作家だけの仕事だけでは食べていけないので、タクシー運転手の仕事を始めると、事故を起こしてしまう。踏んだり蹴ったりの毎日であった。そんな時、実業家から自叙伝の代筆を依頼される。どんな仕事でもやるしかないので、ドンファは引き受けるのであった。だが、その実業家の正体は、暴力団組織のボスだったのである。
3.大変な結婚(2002年)
エリートビジネスマンの男とヤクザの娘の異色な恋愛を描く。キム・ジョンウン、チョン・ジュノらが出演。チョン・フンスン監督が手掛けた作品。
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【あらすじ】デソが朝起きると、隣に見知らぬ女性ジンギョンがいた。全く身に覚えがない状況にとまどうデソであった。ジンギョンは、伝説のヤクザ一家の娘であることが分かる。大事な妹に手を出したとジンギョンの兄たちはデソに怒り心頭。兄たちがデソをボコボコにしようとするが・・・。
4.アナーキスト(2002年)
抗日テロ活動を描いたアクションドラマ。ユ・ヨンシク監督のデビュー作。人気俳優・チャン・ドンゴンが主演。
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【あらすじ】1924年、上海。セルゲイとサングは、日本からの独立運動を展開している組織「義烈団」に入っていた。上海は戦時中のため、生活状況は益々悪化していく。2人は独立資金を稼ぐため、ロシア人を暗殺することになった。セルゲイとサングは計画通り、独立資金を得ることに成功する。だが、戻ってきたのはサングだけだった。「義烈団」は、セルゲイの行方を追う。