オ・ダルスは主人公をサポートとする名脇役として多くの映画作品に出演している。ちょっととぼけたコミカルな役からシリアスな役までこなせるので、韓国映画で重宝されている俳優の一人だ。彼の演技は高評価を得ており、これまでに多くの映画祭の助演男優賞を受賞。映画の中で一度見たら忘れない存在感を示している彼の出演作品から、10選を紹介します。
1.朝鮮名探偵 鬼の秘密(2017)
ちょっとドジな探偵コンビが、難事件の解決に挑むコミカルアドベンチャー映画。キム・ミョンミンとオ・ダルスによる息のあった演技が笑いを誘う。人気シリーズの第3弾となる作品で、韓国で累計観客動員数1億人突破したヒット作となった。キム・ミョンミンは、この作品で大鐘賞映画祭・青龍映画賞の主演男優賞を獲得。キム・ソギュン監督の第5作品。
【あらすじ】朝鮮時代。国家を揺るがすような難事件が度々起きていた。事件が起きるとどこからか現れて、捜査を始めるのが探偵キム・ミンと相棒のソピルだ。村は、死体の血が吸われるという気味の悪い事象で持ちきりだ。これは何かあると踏んだ二人。
勝手に捜査を進めて行くミンとソピルは、遺体の傍にいつも美女がいることに気づく。女好きのミンは、直ぐにその美女に一目惚れをしてしまう。気を取り直して推理をすると、やはりこの美女が怪しいと二人は睨む。美女を捕まえようとするが、怪力を見せつけられてどうすることもできなかった。
2.殺人者の記憶法(2017)
アルツハイマーの殺人鬼と新たな連続殺人鬼が争うという斬新なストーリー。韓国でベストセラー小説となった作品を映画化した。元連続殺人鬼役をソル・ギョングが演じている。
【あらすじ】ビョンスはアルツハイマー病にかかっているが、実は元連続殺人鬼であった。ある日ビョンスは、テジュと交通事故を起こす。そこでテジュを見たビョンスは何かと感じとる。それは、テジュも自分と同じ殺人鬼であると感じたのであった。
その後、テジュがビョンスの娘ウンヒに近づく。嫌な予感がしたビョンスは、テジュを追いかける。
3.MASTER/マスター(2016)
イ・ビョンホンがこれまでのイメージを覆し、極悪非道のカリスマ詐欺師に!これに挑むのは、知能犯罪捜査官と天才ハッカー。スリルと興奮が連続の追走劇が始まった。
【あらすじ】イ・ビョンホンがカリスマ詐欺師を演じるクライムアクション映画。金融投資会社の会長チン(イ・ビョンホン)は、持ち前の弁舌や人脈などを駆使して、多くの資金を集めることに成功してきた。しかも、チンは国の権力者達に裏金をばらまくこともいとわない。知能犯罪捜査班長のキム・ジェミン刑事(カン・ドンウォン)はチンの悪事を見抜き、追い詰めていく。
その後、チンは大金を手にし、東南アジアへ逃亡する。だが、チンの遺体が発見され、死亡したという報道が流れるが、ジェミン刑事は諦めず捜査を続ける。カリスマ詐欺師は、捜査官の目をくらまし、新たな詐欺を行っていたのであった。知能犯罪捜査班長とカリスマ詐欺師の勝負の行方に注目だ。
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4.トンネル 闇に鎖された男(2016)
全長1.9kmのトンネル。そのトンネルが崩れ落ちて孤立してしまう。手元にあるのは残量78%の携帯電話、水のペットボトル2本と娘への誕生日ケーキのみ。ハ・ジョンウ主演のリアルパニック映画。
【あらすじ】自動車ディーラーのジョンスは、大きな契約をとり、家へ帰るために車を運転していた。トンネルに入ると、突然トンネルが崩れ、そのままジョンスは閉じ込められてしまう。彼には バッテリー残量が78%の携帯電話と、ミネラルウォーターと娘のために買った誕生日ケーキしかなかった。トンネル崩落事故はニュースとして知れ渡り、政府も動き出す。
救助隊長テギョンは現場に到着。トンネルの中に入っていこうとすると、予想以上に過酷な現場で、救出作業は進まない。そこにあるのは果てしない絶望のみ、テギョンを見捨てるのは仕方ないという声も上がり始める・・・。
5.暗殺(2015)
スナイパー、密偵、殺し屋のそれぞれの思惑が交錯していくアクション映画。暗殺計画を巡って仕掛けられた罠。計画を実行することは可能なのか!?
【あらすじ】『猟奇的な彼女』で人気女優となったチョン・ジヒョンがスナイパー役を演じるサスペンスアクション映画。1933年、日本統治下の朝鮮。韓国臨時政府は、日本政府要人と親日派を暗殺するために、独立軍最高のスナイパーと言われているアン・オギュンに命令が下る。
一方、日本政府の密偵であるヨム・ソクチンはオギュンと暗殺するために、殺し屋に依頼をしていた。オギュンは命令を実行するために、京城(現ソウル)に入ると・・・。
6.ベテラン(2015)
『ベテラン』(原題:베테랑)は、2015年の韓国映画。正義感溢れる刑事たちと凶悪な財閥の御曹司との対決を描くアクション映画。ナッツ・リターン事件など、韓国の財閥の子息らの傍若無人な振る舞いが話題となった世相も反映して観客動員数は1300万人を超え、韓国映画での歴代3位の観客動員数を記録した。
【あらすじ】広域捜査隊のソ・ドチョルは、男気あふれる熱血刑事。世話になったトラック運転手が、シンジン物産を訪れた直後、意識不明の重体に陥ったことを知ったドチョルは、不審を抱いて真相究明に乗り出す。その直感は的中し、この謎めいた事件には巨大財閥シンジン・グループの御曹司、チョ・テオが絡んでいた。卑劣な揉み消し工作、度重なる捜査妨害にも屈しないドチョルは、八方ふさがりの中で巨悪との命がけの闘いに身を投じていくが…
7.国際市場で逢いましょう(2015)
1950年代からの一人の男の人生を描いたドラマ。家族を守るために、激動の時代を必死で生きていく。
【あらすじ】朝鮮戦争時に、ドクスは避難民として釜山で暮らすことになる。ドクスは、家長として母と兄弟を守っていく。西ドイツの炭鉱で働いたり、ベトナム戦争に従軍するなど家族のために懸命に生きようとする。だがその度にドクスは、何度も危険な目に遭う。
8.弁護人(2016)
俳優ソン・ガンホが盧 武鉉(ノ・ムヒョン)の元大統領の弁護士時代の役を演じている。民主化勢力を弾圧しようとした捏造事件の弁護人を引き受ける。実際の冤罪(えんざい)事件をモチーフにしたヒューマンストーリー。
【あらすじ】韓国第16代韓国大統領盧 武鉉(ノ・ムヒョン)の弁護士時代のストーリー映画。1980年代初頭の韓国、税務弁護士ソン・ウソクは釜山で名を馳せ、抱える案件も増え、全国区の弁護士デビュー目前の状況となっていた。
そんな中、若い頃食事代など世話になっていたクッパ店の息子ジヌが国家保安法違反容疑で逮捕され、裁判を控えていると聞く。「助けてほしい」とクッパ屋のスネおばさんに懇願されたウソクは、拘置所にジヌの面会に行く。ジヌの体には、暴行を受けた跡があった。この姿を見たウソクは衝撃を受け、ジヌの弁護を引き受けることを決意する。ウソクの冤罪を晴らすべく、たった1人で国家に立ち向かっていく。
9.7番房の奇跡 (2014)
『7番房の奇跡』(ななばんぼうのきせき、原題:7번방의 선물)は、2013年の韓国映画。韓国では歴代3位の記録となる(2015年時点)1200万人以上の観客動員を記録し、大鐘賞では主演男優賞を始め4部門を受賞した。
【あらすじ】春には黄色いランドセルで学校へ。娘の入学式を夢見ていた、知的年齢が6歳の父親ヨングと、しっかりものの6歳の娘イェスンに突然の事件が影を落とす。ヨングは殺人の容疑で逮捕、収監。娘はひとり寂しく父を思い、塀の中では父が娘に会いたいと思いを馳せていた。そんなある日、ヨングに命を助けられた7番房の房長と仲間たちが、イェスン潜入大作戦を決行!
しかし、二人の幸せな時間は長くは続かず…。裁判の最終弁論、ヨングは最後の最後になぜか無実の罪を認めてしまうのだった。数年後、イェスンは弁護士となり父の無罪を証明するために奔走する。そして父が本当に守りたかったものが時を越えて明かされる…。
10.10人の泥棒たち(2013)
『10人の泥棒たち』(じゅうにんのどろぼうたち、原題:도둑들)は、2012年の韓国映画。韓国や香港、マカオを舞台にそれぞれ野望を胸に秘める男女10人の窃盗団チームが、世界に一つしかない幻のダイヤモンド「太陽の涙」奪取に挑むサスペンスアクション。韓国国内では1200万人以上の動員数を記録。キャストには『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンらアジアの豪華スターがキャスティングされている。
出典:wiki/10人の泥棒たち