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【絶対見るべき】韓国映画”実話もの”人気ランキングBEST30

韓国映画の中には実話を元に作られた作品があります。犯罪や児童虐待など衝撃の実話を映画化することでその事件が持つ意味を問いているのです。今回はそんな実話ベースの韓国映画人気ランキングBEST30を一挙に紹介します。

※このランキングは、実際に映画を見た人の声などを参考にしています。

韓国映画実話人気ランキング30位〜21位

第30位:戦火の中へ

BIGBANGのT.O.Pの本格的映画デビュー作品。朝鮮戦争で集められた、夢と希望を抱いた71人の学徒兵の感動の実話。ヒット映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督による戦争アクション大作。

https://youtu.be/6LuxFmva1XA

【あらすじ】1950年朝鮮戦争の最中、韓国は北朝鮮の猛攻を受けていた。ついに首都ソウルも陥落し追い詰められていく。韓国内で侵攻を進める北朝鮮軍に対して韓国軍は洛東江に兵力を集中させる。軍指令部を浦項女子中学校に置き学徒兵71名が集められた。その中でジャンボムがリーダーを任される。ジャンボムは集められた学徒兵をまとめようとするがカブチョは反抗的な態度を取り指示に全く従う気配がなかった。

第29位:ハナ 奇跡の46日間

卓球大会で、韓国と北朝鮮が史上初の南北統一チーム「コリア」を結成した実話に基づいている。南と北で練習方法などに違いがあるため、選手たちは衝突し合う。打倒中国を掲げる統一チームの結果は?

【あらすじ】女子卓球選手のヒョン・ジョンファは、自身の活躍もあり韓国で卓球ブームを起こしていた。だが、ジョンファは大会では中国に敗れ銀メダル止まりであった。何としてでも次の大会では金メダルを取りたいと考えていたジョンファ。そんな折り、1991年に日本で開催される「世界卓球」で北朝鮮との南北合同チームが結成されるという知らせが届く。南北チームに参加することを決めたジョンファであったが、いざ練習が始まると北のチームの選手とはソリが合わず揉め事ばかりが起きるのであった。

第28位:おもちゃ 玩具 ~虐げられる女たち~

韓国芸能界に蔓延している女優の性接待に焦点を当てた作品。自殺をした女優の理由がこれに当たり、韓国中を震撼させた。韓国芸能界のタブーに踏み込んでいく記者を描く。

【あらすじ】ある日、一人の女優が自殺をする。その後、イ記者のもとに書類が届けられる。その書類を読んでみると、芸能界では女優が仕事を得るために枕営業という性接待が横行化していることが書かれていた。イ記者はその内容の裏を取るために取材を開始する。調べていくと女優の死と芸能事務所の社長が関係しているのではないかと思うようになる。事件の証拠もおかしな点が多いのであった。

第27位:マラソン

【あらすじ】20歳のチョウォンは自閉症を抱えている青年。チョウォンは20歳の青年になっているが知能は5歳児のままだった。仕草は完全に子供でシマウマとチョコパイが好きなのであった。そんなチョウォンは、子供の頃から駆け足が速かった。母親のキョンスクはチョウォンの特技に目を付ける。ある日、キョンスクは元マラソンランナーのチョンウクにチョウォンの走りを見てくれるよう依頼する。ついにチョウォンはフルマラソンに挑戦することになる。

第26位:折れた矢

司法という巨大な権力に立ち向かう大学教授。韓国で実際に起きた「クロスボウ事件」を映画化した。裁判で負けた教授が打って出た手は?

【あらすじ】キム教授は大学入試問題の間違いを指摘する。だが、そのせいで大学をクビになってしまう。しかもその後、キム教授は大学から訴えられ教授地位確認訴訟に負けるのであった。控訴審も棄却されたことに腹を立てたキム教授はボウガンで判事を脅す。判事にホウガを向けたキム教授をテロと司法府は認定する。この件でキム教授は厳重に処罰されることになった。だが、キム教授は矢を打っていないと主張し始める。

第25位:パパロッティ

イ・ジェフン、ハン・ソッキュの共演による感動の実話を基にしたストーリー。ヤクザの世界で生き、オペラ歌手をめざす高校生と音楽教師の交流を描く。天性の歌声を持つ高校生がコンクール出場に挑む。

【あらすじ】片田舎の高校で、音楽教師をしているサンジン。そこに不良高校生ジャンホが転校してくる。ジャンホは高校生でありながらヤクザの組員の一人であった。オペラ歌手になるという夢を持っているジャンホだが、サンホンはオペラを全く教えようとしない。ジャンホはしつこくサンジンに指導をしてくれるようせがむ。ある日、サンジンはジャンホの歌を仕方なく聴くと彼には才能があることを確信する。オペラ歌手になるにはヤクザの世界から足を洗わなければならないジャンホ。だが、ヤクザをやめる事はオペラ歌手になる以上に簡単なことではなかった。

第24位:消された女

実在の監禁事件を基に描かれた衝撃作。どんなフィクションよりもセンセーショナルな実在の犯罪を映画化した実話は必見。予想を裏切る展開が謎が謎を呼んでいく。

【あらすじ】韓国で起きた実際の拉致監禁事件をモチーフにしたサスペンス映画。街を一人で歩いていた女性カンスア(カン・イェウォン)は、突然、何者かに拉致されてしまう。そのまま精神病院で監禁されることになる。しかも、彼女は体に薬物を入れられ、暴力も受けることになる。そこは現実世界では到底考えられない異様な世界であった。カンスアはそこで受けた暴力などの記録を手帳に書き留めていく。
一年後、TVプロデユーサーのナ・ナムス(イ・サンユン)はスアの手帳を手にする。手帳の中身を見たナムスは衝撃を受ける。スアを取材するために彼女に会うことになったナムス。ところがスアは、殺人事件の容疑者となっていた。その背後に隠された闇をナムスが探っていく。

第23位:裸足のギボン

【あらすじ】ギボンは幼い頃に患った高熱病が原因で40歳だが知能は8歳の少年のままだった。心が少年のままのギボンは、タンレイ村で高齢の母と貧しいながらも幸せに暮らしている。村の人はギボンのことを“裸足のギボン”と呼んでいた。その理由は、ギボンは村の人から食べ物を貰うと裸足で一目散に家まで帰っていくからである。ある日、その足の速さを買われて、村のマラソン大会に参加することになったギボン。ギボンは足の速さを見せつけ入賞するのであった。

第22位:裸足の夢

東ティモールの子供達が国際大会で優勝するといった実話を軸にした作品。パク・ヒスンが子供達にサッカーを教えた青年役を演じている。東ティモールと日本で大掛かりなロケを行ったのがこの作品の特徴だ。中でも広島で1,000人のエキストラを集めて行われたサッカーの試合のロケは特筆すべき点であろう。監督は代表作『クロッシング』『火山高』などのヒット作を輩出したキム・テギュン監督である。

【あらすじ】キム・ウォンガンは元サッカー選手であった。引退後は様々な事業に手を出し大儲けしようと考えるが、ことごとく失敗。ついにウォンガンは韓国を飛び出し、東ティモールにやって来る。そこでウォンガンが思いついたのはコーヒー農園だ。コーヒー農園で大儲けをするはずであったが詐欺に遭い一文無しになってしまう。東ティモールでの夢を諦め韓国へ戻るために空港へ向かうウォンガン。その途中でウォンガンは、子供たちが裸足でサッカーをしている様子を見かける。この様子を見たウォンガンは、サッカーシューズ店を開く。子供たちに1日1ドルの分割契約でサッカーシューズを貸出す。だが、東ティモールの子供達がお金を毎日稼ぐことも出来るはずがなくこの商売も失敗に終わる。今度こそウォンガンは帰国するのかと思ったら、子供達のためにサッカーチームの監督になったのである。ボールを上手く扱えない子供達を必死で教えるウォンガン。ウォンガンは子供達を国際大会に出場させようと決意する。

第21位:1987、ある闘いの真実

約30年前、韓国民主化運動の過程で起きた一人の学生の死亡事件にまつわる闘争を描く。チャン・ジュナン監督が歴史的事実を赤裸々に描いている。事実を隠蔽しようとする警察所長役にベテラン俳優キム・ユンソク。真実を追う検事役をハ・ジョンウが熱演。学生の死を無駄にするまいとデモに参加する学生役にはカン・ドンウォンが抜擢された。

【あらすじ】舞台は1987年の韓国。翌年のソウルオリンピックを控え、全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領は軍事政権を駆使し治安維持の方針を打ち出していた。南営洞警察のパク所長は、北朝鮮寄りの思想がある者を徹底的に取り締まっていた。ある日、パク所長はソウル大学の学生を激しく取り調べ誤って死なせてしまう。発覚を恐れたパク所長は遺体を明るみに出ないように火葬する。しかも罪を担当刑事になすりつけて隠蔽を図ろうとする。その頃、学生の家族でさえ遺体に対面できないとい事態が起きていた。これは裏に何かあると感じたチェ検事は学生の遺体の解剖を要請する。その結果、学生が死亡した要因が拷問死であることが分かる。チェ検事はパク所長にこの事実を突きつけるが全く認めようとしなかった。新聞記者やハン刑務官もこの事実に気づき真実を公表しようと動き出す。だが相手は警察という国家権力、そう簡単には物事は動かなかった。

第20位:アウトロー -哀しき復讐-

人一倍正義感が強い敏腕刑事の哀しき復讐劇。カム・ウソン演じる刑事が冷静で計算しつくされた復讐を行っていく。哀しき復讐に正義はあるのだろうか。

【あらすじ】ジヒョンは車に乗っているとトラックに追突されてしまう。この集団は無差別殺人集団でそのままジヒョンを拉致する。拉致されたジヒョンは何とかして逃げ出し刑事オ・ジョンスと出会う。オ・ジョンスは傷ついた彼女を慰め、その後結婚し娘をもうける。だが、ジヒョンと娘は殺されてしまう。犯人は証拠不十分で無罪となった。怒りに震えるジョンスは復讐の鬼へと変貌する。

第19位:幼い依頼人

2013年に韓国で起きた慶尚北道漆谷郡継母児童虐待死亡事件をベースにした映画。弟の殺害を自白した10歳の少女を弁護する一人の弁護士の闘いを描いた実録サスペンス。事実を暴くために奔走する主人公の弁護士役にイ・ドンフィ。ユソン、チェ・ミョンビン、イ・ジュウォン、コ・スヒらが他に出演している。

【あらすじ】ジョンヨプは弁護士となって出世街道を歩むと考えていたが失敗し臨時の児童福祉館に就職する。仕事をしていくうちにジョンヨプは姉のダビンと弟のミンジュンに会う。2人は継母から虐待を受けていた。その後ジョンヨプは法律事務所に就職する。気になっていたダビンについて鼓膜が破れたという連絡を受ける。ジョンヨプはダビンを継母から引き離そうと考えるが上手くいかない。ダビンを連れだそうとすると自分が誘拐犯の疑いをかけられてしまう始末。絶対に諦めないと心に誓うジョンヨプ。すると、ミンジュンが死んだという知らせが入る。しかもダビンがミンジュンを殺したと自白したという。10歳で殺人事件の容疑者となってしまったダビン。ジョンヨプはダビンを弁護することを決意する。

第18位:暗数殺人

韓国で実際に起きた事件をモチーフとしたクライムサスペンス映画。映画界で欠かせない存在の名優キム・ユンソクが事件の解決に挑む主人公の刑事を熱演している。相手の殺人犯役は『アシュラ』などに出演したチュ・ジフン。『クロッシング』で衝撃を与えたキム・テギュン監督の作品。

【あらすじ】カン・テオは恋人を殺した罪によって刑務所で服役している。ある日、キム・ヒョンミン刑事はテオに呼ばれ会いに行く。テオはヒョンミンに「俺は7人を殺した」と告げる。ヒョンミンはテオの話を信じなかったが死体を川に沈めたり埋めたりしたという。上層部にテオの話をヒョンミンがすると、「あいつはホラ吹きだ」と言われ誰もまともに聞いてくれない。ヒョンミンはテオが死体を埋めたという場所へ行き白骨死体を見つける。テオの証言通りであったことに愕然とするヒョンミン。ヒョンミンが再びテオと会い「残りの遺体はどこに埋めた?」と聞くと、テオが何の話をしているのかととぼけ始めるのであった。

第17位:工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男

ユン・ジョンビン監督の5つ目の長編映画。ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、チュ・ジフン出演。黒金星事件という実話をもとに制作したスパイ映画で、2018年8月8日公開。2018年にはカンヌ映画祭のミッドナイトスクリーニング部門にも招かれた。青龍映画賞監督賞、百想芸術大賞作品賞を受賞している。

【あらすじ】1993年。北朝鮮の核開発をめぐって朝鮮半島の危機が高まっている。安企部にスカウトされたパク・ソギョン(ファン・ジョンミン)は、「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」というコードネームで、北朝鮮の核兵器開発の実情を探りに北の高官に接触するよう指令を受ける。対北朝鮮事業家として偽装し、北京駐在の北朝鮮の高官に接近することに成功した黒金星。数年にわたる工作の末、北朝鮮権力層の信頼を得ることに成功する。しかし1997年、韓国の大統領選挙直前に黒金星は南北の密約を知ってしまう。祖国のために任務に臨んでいた彼は、耐えられない葛藤にさいなまれることになる。

第16位:シルミド

1971年、韓国政府が極秘裏に進めていた金日成暗殺計画をモチーフにした実話のストーリー。“シルミド”と呼ばれる無人島に集められた部隊の悲惨な姿が描かれている。

韓国での公開直後から「歴史の事実が明かされた」と話題を呼び、1000万人以上の観客動員数を記録したヒット作となった。韓国空軍兵役を演じたホ・ジュノは、この作品で第41回大鐘賞最優秀助演男優賞を受賞。部隊班長役で出演したソル・ギョングの熱演が光る。

【あらすじ】“シルミド”と呼ばれる無人島があった。そこに、死刑囚など重い罪を犯した31人の男が集められた。彼らに下された命令は、北朝鮮の最高指導者金日成を暗殺することだ。任務を達成するために、3年間に及ぶ厳しい訓練が続いた。あまりの厳しさ故、死傷者がでたほどだ。その後、生きた『殺人兵器』として男たちは生まれ変わる。いよいよ北朝鮮に潜入する時がやって来る。だが、時の政権が南北融和ムードへと舵を切ってしまう。そのため、韓国政府が極秘裏に進めていた暗殺計画を実行する必要がなくなったのである。非情にも彼らに作戦中止が伝えられる。しかも、韓国政府は部隊の抹殺を実行してくるのであった。

第15位:あいつだ

妹を殺されてしまった男。犯人だと思われる男を見つけると、追い詰めていく。果たして、本当にこの男が犯人なのか?

【あらすじ】俳優チュウォン主演の実際に起きた事件をモチーフにしたスリラー映画。ジャンウは妹のウンジと漁村で暮らしている。ある日、ウンジが姿を消してしまう。その後、ウンジは遺体で発見される。悲しみにくれるジャンウ。ジャンウは、辺りをうろつく不審な男がいることに気づく。ジャンウはその男が犯人であると感じ、追跡し始める。やがて、謎めいた薬剤師ミン出会う。

第14位:マルティニークからの祈り

平凡な主婦が突如、麻薬密輸容疑で逮捕されてしまう。約2年間にも及ぶ絶望と闘いの日々を映画化した作品。悪夢のような765日間の記録。

【あらすじ】韓国人主婦ジョンヨンは、ある家族のために荷物を運ぼうとしていた。だが、フランスのオルリー国際空港で逮捕されてしまう。金の原石だと思っていた荷物は麻薬(コカイン)だった。ジョンヨンはその後、韓国から12,400kmも離れたカリブ海に浮かぶ島マルティニークの刑務所に送られる。その刑務所では韓国人はただ一人通訳もつけられないという劣悪な環境下であった。韓国に残された夫と娘。妻を取り戻すため、夫は奮闘する。一方、ジョンヨンの地獄のような日々は続く。

第13位:バービー

韓国における児童売買の闇に焦点を当てた社会派映画。天才子役キム・セロン主演。アメリカから一人の少女に残酷な招待状が届く。

【あらすじ】浦項の民宿を手伝っている少女イ・スニョン。スニョンは病弱な妹・スンジャと知的障害がある父と叔父のマンテクと暮らしている。ある日、アメリカから内科医をしているスティーブとその娘のバービーがやって来る。スティーブはスニョンを養子にしたいと申し出てきたのであった。叔父のマンテクはスニョンの養子縁組をまとめようと動き出す。妹のスンジャはアメリカでの生活に憧れているため、マンテクにアメリカに行きたいと言う。だが、マンテクはスンジャは病気もちなので使い道がないと言う。使い道がないとはどういうことなのか?マンテクがスニョンを養子にこだわるのにはある理由があった。

第12位:共謀者

実際に起こった臓器売買事件をヒントに映画化したサスペンス。臓器売買の現実を知ったとき、衝撃が走ることであろう。キム・ホンソン監督の初作品。

【あらすじ】新婚夫婦のサンホとチェヒは、旅行に出かけていた。二人は韓国発中国行の旅客船に乗っていた。新婚旅行を楽しむ姿は微笑ましいものがある。チェヒは足が不自由であったためサンホが夜食を買いに席を外す。サンホが戻ると、チェヒがいなくなっていた!クルーにサンホがチェヒがいないと尋ねると、彼女の名前はなぜか乗客名簿に載っていなかった。困惑するサンホは船の中で必死にチェヒを捜す。その頃、臓器売買のリーダーであるヨンギュは部下のギョンジェ、、ジュンシク、デウンと共に密売の準備を進めていた。

第11位:光州 5 18

韓国最大のタブーと言われる光州事件の衝撃と悲劇を描く。観客動員740万人を超える大ヒット作。戒厳軍による無差別発砲の真実が明かされる。

【あらすじ】1980年、韓国・光州市。タクシー運転手をしているミヌは両親が亡くなった後、高校生の弟ジヌを大学に合格させるため、面倒をみてきた。ある日、ミヌが思いを寄せている看護師のジネとジヌの3人で映画を鑑賞していた。その頃、映画館の外では学生の民主化デモ隊と戒厳軍の衝突が起きていた。映画が終り外に出るとジヌが撃たれてしまう。

第10位:ハン・ゴンジュ 17歳の涙

実際に起きた女子中学生集団暴行事件をモチーフにした衝撃作品。深い心の傷を負った少女が、終わりなき苦痛に苦しめられる。ひとりの少女を犯し続ける悪意が憎い。

【あらすじ】17歳のハン・ゴンジュは新しい高校に転校してくる。彼女は心に深い傷を負っていた。ゴンジュは中学生の時に集団から性暴行を受けていたのだ。深い傷を負ったため、あまり他の生徒と喋ることがないゴンジュ。放課後には教室の片隅でギター片手に一人で歌っている。その歌声を聞いた同じクラスのウニは、ゴンジュをアカペラ部へと誘う。友達ができやっとゴンジュに光が差し込んだと思った矢先、性的暴行を行った加害者の両親が学校にやって来てゴンジュに示談書に署名しろと迫るのであった。

第9位:ソウォン/願い

2008年に韓国で発生した幼女暴行事件をモチーフにしている。暴行事件の被害者家族の慟哭を中心に描く。家族が絶望の淵から復活するまでの道のりが胸を打つ。

【あらすじ】雨が降る朝、8歳のソウォンは一人で学校に向かう。その途中で、酒に酔った男に連れられ性暴行を受けてしまうのであった。ソウォンは傷だらけの状態で発見され、病院へ運ばれる。病院に駆けつけた父親のドンフンと母親のミヒはソウォンの姿を見て泣き崩れるしかなかった。事件のことを聞きつけたマスコミが病院へと集まり、ソウォンの証言を得ようとする。殺到したマスコミを見たドンフンとミヒは、ソウォンを守ろうとする。その後、暴行をした男の裁判が行われた。男は「何も覚えていない」と主張するのであった。事件を立証するには、ソウォンの証言が必要になるのだがドンフンとミヒは事件を思い出せなくないと悩む。

第8位:イテウォン殺人事件

韓国社会に衝撃を与えた殺人事件を映画化した。有力な容疑者役をチャン・グンソクが演じる。2人の容疑者のどちらが人殺しなのか!?

【あらすじ】韓国系米国人のピアスンとアレックスが、梨泰院(イテウォン)のハンバーガーショップで面白半分でここで殺しをやってみないかと話している。その後、この店のトイレで大学生チョ・ジュンピルが9カ所を刺されて死んでいるのが見つかる。警察は目撃者であるピアスンとアレックスを連行する。警察はピアソンが犯人だと睨むが、確証の高いアリバイを述べる。パク検事はもう一人の有力容疑者アレックスを起訴する方向に持って行く。

第7位:奴隷の島、消えた人々

2014年に韓国を震撼させた新安塩田奴隷労働事件(しなん えんでん どれいろうどうじけん)。知的障害者らが離島で賃金を貰えず、奴隷のような状態で働かされていた。驚愕の実話を元に作られた衝撃のサスペンス。

【あらすじ】天然塩の生産で知られる離島には奇妙な噂があった。その噂は、塩を生産するための塩田(えんでん)や関連施設で作業員に賃金を払わずに働かせているという。この噂を聞きつけたテレビ記者のヘリとカメラ記者のソクフンは、事実を取材するために島に入る。島の人々にインタビューを試みるが人々は何も語ろうとしない。しかもヘリは意識不明の重体となってしまい、カメラ記者のソクフンは殺されてしまう。昏睡状態となっていたヘリであったが5ヶ月後にやっと目を覚ましたのであった。

第6位:カエル少年失踪殺人事件

カエル少年事件(カエルしょうねんじけん、朝鮮語: 개구리 소년 사건)は、大韓民国大邱広域市達西区に住んでいた5人の小学生が1991年3月26日に失踪した事件である。華城連続殺人事件、イ・ヒョンホ誘拐殺人事件と合わせて、韓国三大未解決事件と称される。事件直後から警察や軍を動員して捜索活動が行われたが、2002年に白骨死体として発見されるまで、全く捜査の糸口が掴めなかった事件であった。「カエルを捕まえに行く」という最後の言葉が脚光を浴びたことから、失踪小学生は通称「カエル少年(개구리 소년)」と呼ばれている。1991年3月26日、大邱の城西(ソンソ)国民学校(小学校)に通っていた5人は、「(近くの)臥竜山にカエルを捕まえに行く」と家を出たきり戻って来なかったため、親たちは失踪届を出した。事件発生から11年が経過した2002年9月に、失踪小学生のものと思われる5体の白骨死体が臥竜山で発見された。検死の結果、道に迷っての遭難や転落などの事故ではなく、何者かにより殺害された事件であることが判明した。しかし、犯人が誰であるかは不明のまま、2006年3月25日に時効が成立した。

出典:wiki/カエル少年事件

【あらすじ】1991年3月26日、統一地方選挙日の早朝。「カエルを捕りに行く」と言い残して出かけた5人の小学生男児が行方不明になる。警察は延べ30万人を動員する大捜索を重ね、家族はテレビ番組で情報提供を呼びかけるも、手がかりがないまま事件は風化していく…。
4年後、特大スクープを狙うTVプロデューサーのカン・ジスンは、当時の記録テープに残された「選挙妨害が目的の顔見知りの犯行」とする大学教授ウヒョクの犯人像プロファイルに着目。被害者少年の両親に疑惑の目を向けるのだが…

──「韓国三大未解決事件」とは──
1 「華城(ファソン)連続殺人事件」→ 映画 『殺人の追憶』 (監督:ポン・ジュノ 出演:ソン・ガンホ)
2 「イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件」 → 映画 『あいつの声』 (出演:ソル・ギョング、カン・ドンウォン) DVD日本未発売
3 「城西(ソンソ)小学生失踪事件」→映画 『カエル少年失踪殺人事件』
これら三件はすべて06年に時効が成立したため、たとえ真犯人が捕まっても法的処罰は下せない。
だが、時効は過ぎても、犯人が捕まるまで事件は決して終わらない…

出典:Amazon/カエル少年失踪殺人事件

第5位:チェイサー

10か月に21人を殺害した連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件の実話をベースにしている。元刑事役のキム・ユンソクと殺人鬼役のハ・ジョンウの演技が見もの。長編作品は初となるナ・ホンジン監督が手掛ける。

【あらすじ】元刑事のジュンホは警察を辞めた後、デリヘルを経営している。ジュンホのデリヘルに所属している女性が2人続けて出勤してこないという事態が起きた。時を同じくして、連続猟奇殺人事件が起きる。消えた店の女性たちを探しに街へ出るジュンホ。すると、服に血が付いた怪しげな男ヨンミンを見かける。ジュンホはヨンミンの姿を見て、この男が犯人ではないのかと感じるのであった。逃げ出すヨンミンを追いかけるジュンホ。追走劇の末、ジョンホはヨンミンを捕まえるが・・・。

第4位:あいつの声

韓国で実際に起きた未解決事件をベースにしている。主人公を追い詰める冷徹な電話の声を演じているカン・ドンウォンの演技が光る。韓国中を震撼させた衝撃作。

【あらすじ】1990年代の韓国。放送局の人気キャスターであるハン・ギョンベには9歳の息子サンウがいた。ある日、サンウが何者かに誘拐される事件が起きる。犯人から現金1億ウォンを要求する脅迫電話があった。警察の捜査網をかいくぐり次々と脅迫電話をかけてくる犯人。誘拐を楽しんでいるかのような犯人にギョンベは恐れおののく。ギョンベは要求された身代金を持ち指定された場所に向かう。手掛かりは犯人の冷徹な声のみだ。

第3位:南山の部長たち

朴正煕暗殺事件を起こした金載圭(キム・ジェギュ)を題材にしたドラマ。同名のノンフィクションベストセラーを原作とする。主演は人気俳優のイ・ビョンホンで彼の違った一面が垣間見える。イ・ソンミン、クァク・ドウォンらの脇役陣も豪華で見逃せない作品である。

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【あらすじ】キム・ギュピョンは朴大統領の腹心の一人として重用されていた。1978年、韓国ソウルの南山に設置された中央情報部(KCIA)でギュピョンは共産党員を捕まえることを任務とし朴政権に徹頭徹尾仕えることを信条としていた。そんな中、前中央情報部長のパク・ヨンガクがアメリカで朴政権の独裁体制を批判し波紋を呼ぶ。国内は動揺し民主化を求めるデモが度々起こるようになる。この対応を巡りギュピョンと大統領の警護室長のクァク・サンチョンは衝突する。1979年10月26日、ギュピョンは酒席で朴大統領とサンチョンを拳銃で撃つ。

第2位:殺人の追憶

実際に起きた未解決連続殺人事件をモチーフにした映画。ポン・ジュノ監督がメガホンを取った韓国映画の傑作サスペンス。ソン・ガンホ、キム・サンギョンが刑事役で息ピッタリの演技を見せる。

【あらすじ】1986年、ソウル郊外の農村で若い女性が殺害される事件が起きる。しかも強姦された跡があり変死体となっていた。捜査に当たるのは地元のパク刑事とソウル市警のソ刑事。静かな農村で起こった殺人事件に大勢の見物人が来る事態となっていた。パク刑事とソ刑事はそれぞれ自分のやり方で捜査を進めたいため度々衝突する。事件の手掛かりがつかめないまま第二の殺害事件が起きる。

第1位:トガニ 幼き瞳の告発

コン・ジヨンの小説「トガニ-幼き瞳の告発-」を映画化した作品。障害者学校で起きていた児童虐待の実話をベースにしている。事件発覚後、韓国社会に衝撃を与えた。コン・ユが事件に気づいてしまった悩める教師を演じている。

【あらすじ】美術教師のカン・イノは田舎街にある聴覚障害者学校に赴任してきた。学校に入ると、イノはどこか異様な感じがするのを感じる。生徒たちは常におびえた表情をしているし、校長はどこか不気味だ。ある日、イノは職員が生徒に異常な行動をしている様子を見かける。男子教員は生徒を袋だたきしているし、女寮長は生徒の頭を洗濯機の中に入れている。しかも、女生徒は校長から性的虐待を受けているという衝撃的な事実をイノはつかむ。イノは学校で起きていることをマスコミに知らせるのであった。

ライター新村のちょっと一言

ライター新村
ここまで韓国映画実話人気ランキングBEST30を紹介しました。実話映画はリアルさがとても感じられる作品が多いですね。実際に起きた事件の概要を調べてから作品を鑑賞してみるとより理解度が増すことでしょう。
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